SaaS業界に転職したいけど、どんなサービスがあるの?
近年、急成長しているSaaS業界。
「クラウドサービスで成長しているから将来性がある」「営業職やマーケティング経験を活かせる」という理由で、転職先として人気が高まっています。
一方で、こんな声もよく聞きます。
SaaS業界に興味があるけど、具体的にどんなサービスがあるのか分からない…
確かに、業界の専門用語やプロダクト名が分からないと、求人情報や面接準備も難しいですよね。
そこで本記事では、日本企業でよく使われている有名なSaaSサービスをカテゴリ別に紹介します。
面接対策や業界研究にぜひ役立ててください。
SaaSとは?転職前に知っておきたい基本知識
まずは「SaaSって何?」という基本から確認しておきましょう。
SaaSの定義
SaaSとは「Software as a Service(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)」の略で、クラウド上で提供されるソフトウェアのことを指します。
インターネット環境があれば、ブラウザからログインして利用でき、インストールや保守が不要です。
日本でSaaSが広がる理由
- 初期費用が安く導入できる
- 社内サーバー不要で、どこからでも利用可能
- バージョンアップが自動で行われる
- リモートワークやDX(デジタルトランスフォーメーション)との相性が良い
参考URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/SaaS
日本企業でよく使われるSaaSサービス一覧
ここからは、日本で導入実績が多いSaaSプロダクト をカテゴリ別にまとめます。
それぞれの特徴と公式URLも載せていますので、気になるサービスはぜひ公式サイトもチェックしてみてください。

🔷 バックオフィス・会計・労務
サービス名 | 特徴 | URL |
---|---|---|
マネーフォワード クラウド | 会計・給与・経費など幅広く対応。中小〜大企業に人気 | https://biz.moneyforward.com/ |
freee | 会計・人事労務を一元管理。スタートアップに強い | https://www.freee.co.jp/ |
ジョブカン | 勤怠・経費・ワークフローまでカバー | https://jobcan.ne.jp/ |
弥生会計 オンライン | 中小企業向け老舗ブランド | https://www.yayoi-kk.co.jp/ |
これらの分野は、経理・人事などの業務効率化に貢献しています。
🔷 人事・タレントマネジメント
サービス名 | 特徴 | URL |
---|---|---|
SmartHR | 人事手続きや労務管理の効率化 | https://smarthr.jp/ |
カオナビ | 人材情報の可視化・評価管理が得意 | https://www.kaonavi.jp/ |
HRBrain | 目標管理・組織診断など幅広く対応 | https://www.hrbrain.jp/ |
クラウドハウス | 採用活動を効率化するATS(採用管理) | https://crowd-house.jp/ |
人材を活かすための「タレントマネジメント」は今後さらに成長が期待されています。
🔷 営業支援・CRM
サービス名 | 特徴 | URL |
---|---|---|
Sansan | 名刺管理から顧客データベースを構築 | https://jp.sansan.com/ |
Senses | 営業進捗管理をサポートする国産CRM | https://product-senses.mazrica.com/ |
Salesforce | 世界的シェアNo.1のCRM | https://www.salesforce.com/jp/ |
ホットプロファイル | 名刺管理+営業支援+マーケティング機能 | https://www.hammock.jp/hpr/ |
営業職の経験がある人にとっては、特に理解しやすいカテゴリです。
🔷 マーケティング支援
サービス名 | 特徴 | URL |
---|---|---|
ferret One | BtoBマーケティング支援とサイト構築 | https://ferret-one.com/ |
SATORI | リード獲得・育成に強い国産MA | https://satori.marketing/ |
BowNow | 無料プランありのMAツール | https://bow-now.jp/ |
KARTE | 顧客行動分析とWeb接客 | https://karte.io/ |
マーケティングに強い方、デジタル戦略に関心がある方におすすめ。
🔷 コラボレーション・業務効率化
サービス名 | 特徴 | URL |
---|---|---|
Chatwork | 国産のビジネスチャット | https://go.chatwork.com/ |
Slack | 世界的に普及しているビジネスチャット | https://slack.com/ |
Microsoft Teams | Office365と連携しやすい | https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/ |
Zoom | 会議・ウェビナーに最適 | https://zoom.us/ |
コロナ禍以降、この分野は爆発的に導入が進みました。
🔷 小売・飲食・サービス業向け
サービス名 | 特徴 | URL |
---|---|---|
スマレジ | 高機能POSレジで多店舗対応も可能 | https://smaregi.jp/ |
Airレジ | 無料で始められるPOSレジ | https://airregi.jp/ |
POS+ | 飲食・小売特化のPOSレジ | https://www.postas.co.jp/ |
店舗運営の現場で見かけることも多いでしょう。
🔷 プロジェクト管理・ナレッジ共有
サービス名 | 特徴 | URL |
---|---|---|
Backlog | タスク・プロジェクト管理ツール | https://backlog.com/ja/ |
Confluence | ドキュメント共有に便利 | https://www.atlassian.com/software/confluence |
Notion | オールインワンの情報管理ツール | https://www.notion.so/ja-jp |
エンジニア・マーケターなど職種問わず使われています。
🔷 「有名SaaS」とする根拠
1️⃣ 国内シェア・導入社数が多い
たとえば:
- SmartHR:労務クラウド市場でシェアNo.1(MM総研調査など)
- Sansan:名刺管理市場で圧倒的シェア(同社IR資料より)
- マネーフォワード クラウド:クラウド会計・経費精算領域で強いシェア
- freee:個人事業主や中小企業向けクラウド会計の代名詞
こうした市場調査(MM総研、ITR、ガートナー等)や各社のIR情報で「業界シェアNo.1」「導入社数10万社以上」などのデータが公表されています。
2️⃣ 業界・職種での知名度が高い
営業職やバックオフィス、マーケターなど、実務でSaaSを使う職種の人たちにとって「定番」とされる存在です。
たとえばSlackやZoomはコロナ禍で一気に普及し、知名度が高まりました。
3️⃣ 累計ユーザー数や継続利用率が高い
- SmartHR:約5万社以上に導入(公式サイトより)
- Sansan:約8,000社以上(公式サイトより)
- Chatwork:アカウント登録数400万以上(公式サイトより)
など、公式サイトやプレスリリースで公開されている数字も参考にしています。
4️⃣ 調査記事・ランキングで頻繁に登場する
Googleで「SaaS 有名 サービス」「SaaS 日本 シェア」などで検索すると、上位に出てくる多くの調査記事やランキングに、今回挙げたサービスがほぼ共通して登場します。
例えば参考になった調査例:
- MM総研「クラウドサービス市場動向」
https://www.m2ri.jp/ - ITreview「SaaSアワード」受賞一覧
https://www.itreview.jp/
👌 補足
もちろん「有名」というのは相対的で、特定の業界・職種にしか知られていないニッチなものもありますが、この記事では「市場シェアが高く、かつ多くの人に使われている・知名度があるもの」を選びました。
SaaS業界に転職する人が知っておくべきポイント
SaaS業界は成長が続いており、各カテゴリで特化したサービスが登場しています。
転職を考える際は、以下を意識すると良いでしょう。
自分に合うカテゴリを見つける
- バックオフィス:経理・人事の知識が活きる
- CRM・営業支援:営業経験が活きる
- マーケティング:マーケティング戦略が得意な人向け
- コラボレーション:ITリテラシーが高い人向け
面接対策のために知っておくと良いポイント
- どんな顧客層に使われているか(中小企業向け?大企業向け?)
- 競合サービスは何か
- 成長領域・注力領域はどこか
例えば、SmartHRは労務管理領域で圧倒的シェアを持ちつつ、タレントマネジメント領域に注力しています。
参考URL: https://smarthr.jp/
こうした情報を抑えておくと、面接での「なぜこの会社なのか?」という質問にも答えやすくなります。
まとめ
SaaS業界は多様であり、日々新しいサービスが生まれています。
今回紹介したのは、あくまで「日本企業でよく使われる有名サービス」です。
転職活動の第一歩として、自分がどのカテゴリに興味があるかを決め、各サービスの公式サイトで詳しく調べてみるのがおすすめです。
業界理解が深まることで、転職活動の軸がより明確になります。
ぜひこの記事を参考にして、SaaS業界への一歩を踏み出してみてください。
📖 参考URL一覧
- Wikipedia SaaS: https://ja.wikipedia.org/wiki/SaaS
- マネーフォワード: https://biz.moneyforward.com/
- freee: https://www.freee.co.jp/
- SmartHR: https://smarthr.jp/
- Sansan: https://jp.sansan.com/
- SATORI: https://satori.marketing/
- Chatwork: https://go.chatwork.com/
- スマレジ: https://smaregi.jp/
- Backlog: https://backlog.com/ja/
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