SaaS面接の逆質問50選|IS・FS・CS職種別に刺さる質問例とNG集

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目次

結論:SaaS面接の逆質問は「職種のKPI」と「事業の勝ち筋」に刺さると通過率が上がります

SaaS面接の逆質問は、雑談ではありません。
面接官は逆質問で「この人は入社後に成果を出せるか」を見ます。

刺さる逆質問は、だいたい次の2種類です。

  • 職種の成果指標(IS/FS/CSのKPI)に直結する質問
  • プロダクト・市場・競合から導いた“勝ち筋”の仮説質問

一方で、待遇や残業“だけ”を聞くと評価が落ちやすいです。
聞くなら「成果の出し方」とセットで聞くのが安全です。

参考URL:
・ARRの定義(Stripe):https://stripe.com/en-jp/resources/more/what-is-annual-recurring-revenue-a-guide-for-saas-businesses
・ARRの定義(Salesforce):https://www.salesforce.com/sales/revenue-lifecycle-management/annual-recurring-revenue-arr/
・NRRの定義(Stripe):https://stripe.com/resources/more/net-revenue-retention
・Net Retentionの考え方(Gainsight):https://www.gainsight.com/glossary/entry/net-retention/


そもそも逆質問で見られていること

逆質問は「知りたいことを聞く場」でもあります。
ただ、採用側はそれ以上に次を見ています。

逆質問の評価ポイントは3つです

  • 事業理解:プロダクト価値や市場を理解しているか
  • 再現性:成果の出し方が言語化できるか
  • 相性:働き方・文化・意思決定に合うか

SaaSはストック収益です。
だから「売って終わり」ではありません。
IS/FS/CSの連携で継続収益を伸ばします。

この構造を理解している質問は強いです。
逆に、調べれば分かる質問は弱いです。

参考URL:
・Japan SaaS市場規模の見立て(One Capital):https://onecapital.jp/en/perspectives/japan-saas-insights-en-2025
・経産省 デジタル経済レポート(PDF):https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/digital_economy_report/digital_economy_report.pdf


面接前にやるべき準備:IR・ニュースから「仮説」を作る

SaaSの逆質問は、準備で9割決まります。
特に効くのは「一次情報→仮説→質問」の順です。

一次情報で見るべき場所

  • IR(上場企業):決算説明資料、成長戦略、KPI
  • ニュースリリース:新機能、提携、ターゲット拡張
  • 導入事例:誰の課題を、どう解き、何が成果か
  • 採用情報:組織体制、求める人物像、ミッション

非上場だと数値が公開されない場合があります。
その場合は、わからないと割り切るのが安全です。
代わりに「顧客セグメント」「競合」「勝ち筋」を見ます。

逆質問に変換する型

  • 事実:決算資料やリリースで見たこと
  • 仮説:なぜそうしているのか
  • 検証:現場ではどう判断しているか
  • 貢献:自分がどう貢献できるか

これで“深い人”に見えます。

参考URL:
・Sansan 決算説明会資料:https://ir.corp-sansan.com/ja/ir/library/presentation.html
・freee IRライブラリ:https://corp.freee.co.jp/ir/library/
・HENNGE IRライブラリ:https://hennge.com/jp/ir/library/
・スマレジ 決算情報:https://corp.smaregi.jp/ir/library/financial-results.php


面接フェーズ別:一次・二次・最終で刺さる逆質問は違います

同じ質問でも、出すタイミングが重要です。
フェーズごとに“面接官の関心”が違うからです。

フェーズ別の狙い(ざっくり表)

フェーズ面接官が見たいこと刺さる質問の方向
一次(現場)再現性、立ち上がりKPI・プロセス・育成
二次(部門責任者)課題設定、優先順位重点テーマ・ボトルネック
最終(役員)勝ち筋、投資、リスク市場・競合・中期戦略

一次は「現場のリアル」を聞くのが強いです。
最終は「事業の意思決定」を聞くのが強いです。

参考URL:
・IDC 国内パブリッククラウド市場予測(PR):https://my.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ53205625
・IDC Japan IT市場のブログ(参考):https://www.idc.com/resource-center/blog/resource-region/3_430/


職種別に“受かる確率が上がる”逆質問の考え方

ここが本題です。
IS/FS/CSは、評価されやすい論点が違います。

3職種の違い(先に全体像)

職種主なミッション逆質問で刺さる軸
IS商談創出の再現性SQL定義、商談化率、連携
FS受注の再現性勝ち筋、競合排除、稟議突破
CS継続・拡張の再現性NRR/チャーン、オンボーディング

SaaSはストックなので、CSが重要です。
ただし売上を作るのはFSです。
商談供給はISです。

この連鎖を理解した質問は評価されやすいです。

参考URL:
・NRRの定義(Stripe):https://stripe.com/resources/more/net-revenue-retention
・NRRの解説(First Round glossary):https://review.firstround.com/glossary/net-revenue-retention-nrr-definition/


【IS向け】刺さる逆質問15選(インサイドセールス)

ISは「商談を増やす」だけでは弱いです。
SaaSでは「勝てる商談を増やす」が重要です。

ISで評価される逆質問の方向

  • SQLの定義が明確か
  • 商談化率の改善余地を見ているか
  • マーケ・FSとの連携を理解しているか
  • 型化と育成の仕組みを気にしているか

そのまま使える逆質問(一次〜二次向け中心)

KPI・定義(刺さりやすい)

  1. 「貴社のSQL定義を教えてください。失注に近い商談を減らすために、どんな運用をしていますか」
  2. 「接続率と商談化率のボトルネックはどこにありますか」
  3. 「架電数より質を重視する場面はありますか。判断基準を知りたいです」
  4. 「BDR/SDRの役割分担はどう設計していますか」

マーケ連携(差がつく)
5. 「MQLの質を上げるために、IS側からマーケへ提案する機会はありますか」
6. 「リードの優先順位付けは何で決めていますか。ICPは定義されていますか」
7. 「展示会やウェビナー後の追客設計で、勝ちパターンはありますか」

FS連携(現場で刺さる)
8. 「商談の受け渡し条件は何ですか。受注率が高い商談の共通点も知りたいです」
9. 「FSから“こういう情報が欲しい”と言われるポイントは何ですか」
10. 「商談前の仮説整理はどこまでISが担いますか」

型化・育成(再現性アピール)
11. 「オンボーディング期間の目安と、最初に求められる成果は何ですか」
12. 「トップISのトークの共通点は何ですか。スクリプト運用はありますか」
13. 「品質を担保するための録音レビューやコーチング体制はありますか」

リスク確認(誠実に聞ける)
14. 「リード不足の時期はありますか。その際にISは何を優先しますか」
15. 「ISが疲弊しやすい要因は何ですか。改善に取り組んでいますか」

参考URL:
・スマレジ 決算情報(KPIの読み方の例):https://corp.smaregi.jp/ir/library/financial-results.php
・HENNGE IRライブラリ(資料・動画・Q&Aの例):https://hennge.com/jp/ir/library/


【FS向け】刺さる逆質問20選(フィールドセールス)

FSは「受注できる人」に見えると強いです。
そのためには、勝ち筋を質問で示すのが有効です。

FSで評価される逆質問の方向

  • パイプラインの前進条件を理解している
  • 競合排除の型を持てそう
  • 稟議や意思決定の壁を想定している
  • 価格・導入難度の論点を避けずに触れる

そのまま使える逆質問(一次〜最終まで対応)

営業プロセス(一次で強い)

  1. 「商談ステップごとの主要な前進条件は何ですか」
  2. 「失注理由で多いパターンは何ですか。直近で変化はありますか」
  3. 「案件の停滞はどのフェーズで起きやすいですか」
  4. 「直販とパートナー比率はどの程度ですか。役割の違いも知りたいです」

競合排除(差がつく)
5. 「競合と比較される場面で、最後に勝ち切る論点は何ですか」
6. 「価格で負けそうな時に、どの価値を軸に再提案しますか」
7. 「競合が強いセグメントはどこですか。あえて狙わない判断もありますか」
8. 「プロダクトの弱点は何ですか。営業はどう補いますか」

導入・稟議(受注のリアル)
9. 「稟議で詰まりやすい論点は何ですか。意思決定者は誰になりがちですか」
10. 「導入までの平均リードタイムと、短縮の工夫を教えてください」
11. 「セキュリティチェックや法務対応は誰が支援しますか」

数字・評価(聞き方が重要)
12. 「成果を出している方の行動量ではなく、行動“品質”の共通点は何ですか」
13. 「目標達成の再現性を作るために、どんな商談レビューをしていますか」
14. 「評価制度で重視されるのは受注額ですか。NRR寄りの評価もありますか」
15. 「インセンの設計思想を教えてください。短期と中長期の両立が気になります」

テレアポ有無(角を立てない)
16. 「商談獲得は主にIS起点ですか。FSのアウトバウンド比率も知りたいです」
17. 「アウトバウンドをやる場合、勝ちパターンの業界や条件はありますか」

最終面接向け(事業の勝ち筋)
18. 「今後2〜3年で最も重要な投資領域はどこですか」
19. 「価格競争が強まった時、何で差別化し続けますか」
20. 「解約やダウングレードの主要因は何ですか。営業ができる対策はありますか」

参考URL:
・Sansan 決算説明会資料(戦略・KPIの例):https://ir.corp-sansan.com/ja/ir/library/presentation.html
・freee IRライブラリ(成長戦略・課題の例):https://corp.freee.co.jp/ir/library/
・ARRの定義(Stripe):https://stripe.com/en-jp/resources/more/what-is-annual-recurring-revenue-a-guide-for-saas-businesses


【CS向け】刺さる逆質問15選(カスタマーサクセス)

CSは「継続・拡張」が本丸です。
だからKPIはNRRやチャーンに寄りやすいです。

CSで評価される逆質問の方向

  • 解約理由を因数分解できそう
  • オンボーディングを設計できそう
  • タッチモデルを理解している
  • PdM/開発と連携できそう

そのまま使える逆質問(一次〜二次向け中心)

KPI・運用(刺さりやすい)

  1. 「CSの最重要KPIは何ですか。NRRとチャーンはどう追っていますか」
  2. 「解約理由で多い要因は何ですか。プロダクト要因と運用要因の比率感も知りたいです」
  3. 「ヘルススコアはありますか。どの行動が改善に効きますか」

オンボーディング(即戦力感)
4. 「オンボーディングの到達定義は何ですか。価値実感までの期間も知りたいです」
5. 「導入初期でつまずきやすいポイントは何ですか」
6. 「導入支援とCSの役割分担はどうなっていますか」

タッチモデル(向き不向きの判断)
7. 「ハイタッチとテックタッチの比率はどの程度ですか」
8. 「担当社数の目安と、成功している運用パターンを教えてください」

拡張・提案(NRRに直結)
9. 「アップセルはどのタイミングで発生しやすいですか。CS主導ですか」
10. 「プラン変更や追加機能提案で重視する“導入効果”は何ですか」

開発連携(差がつく)
11. 「CSの声はどのように開発へ届きますか。優先順位の決め方も知りたいです」
12. 「直近のプロダクト課題は何ですか。改善のロードマップはありますか」

リスク確認(誠実に聞ける)
13. 「解約が増えやすい顧客属性はありますか。最初から避ける判断はありますか」
14. 「CSが疲弊しやすい構造はありますか。改善策は進んでいますか」
15. 「サポートとCSの境界が曖昧になりやすいですが、線引きはありますか」

参考URL:
・NRRの定義(Stripe):https://stripe.com/resources/more/net-revenue-retention
・Net retentionの要素(Gainsight):https://www.gainsight.com/glossary/entry/net-retention/
・NRRの解説(First Round glossary):https://review.firstround.com/glossary/net-revenue-retention-nrr-definition/


逆質問50選を「評価されるカテゴリ」別にまとめ(コピペ用)

ここからは、50問を使いやすく分類します。
職種の章で選んだ質問と被るものもあります。
ただ、一覧で見たい人向けに整理します。

カテゴリA:事業理解(市場・競合・勝ち筋)

  1. 「今後2〜3年で最も重要な投資領域はどこですか」
  2. 「競合優位性はどこにありますか。逆に弱点は何ですか」
  3. 「勝ちやすい顧客セグメントと、避けるべきセグメントはありますか」
  4. 「価格競争が起きた時、差別化は何で担保しますか」
  5. 「解約が増える局面はいつですか。兆しは何で見ますか」
  6. 「パートナー戦略の狙いは何ですか。直販との棲み分けはありますか」
  7. 「海外展開の意図はありますか。障壁は何だと見ていますか」
  8. 「プロダクト多角化の方針はありますか」
  9. 「今の成長を支える最大のドライバーは何ですか」
  10. 「直近の大きな失敗と、学びを教えてください」

カテゴリB:プロダクト理解(価値・差別化・ロードマップ)

  1. 「顧客が導入を決める最後の一押しは何ですか」
  2. 「導入事例で最も再現性が高い成功パターンは何ですか」
  3. 「プロダクトのロードマップ策定は誰が主導しますか」
  4. 「機能要望が多い領域はどこですか」
  5. 「使われない機能が出る時、原因はどこにありますか」
  6. 「プロダクトの提供価値を一言で言うと何ですか」
  7. 「競合比較で必ず聞かれる質問は何ですか」
  8. 「セキュリティや法務対応の強みは何ですか」
  9. 「導入の障壁が高い顧客の共通点は何ですか」
  10. 「プロダクトの課題を営業がどう補うべきですか」

カテゴリC:再現性(KPI・プロセス・育成)

  1. 「成果が出るまでのオンボーディングはどう設計していますか」
  2. 「トップパフォーマーの共通点は何ですか」
  3. 「商談レビューは何を見ていますか」
  4. 「失注理由の一次情報はどう集めていますか」
  5. 「KPIの定義で最も大事にしていることは何ですか」
  6. 「目標達成が難しい時、最初に変えるべき行動は何ですか」
  7. 「チームで“型化”している部分はどこですか」
  8. 「育成で詰まりやすい点はどこですか」
  9. 「評価制度で重視される行動は何ですか」
  10. 「成果が出ない人に共通する落とし穴は何ですか」

カテゴリD:組織・カルチャー(意思決定・評価・キャリア)

  1. 「意思決定は速いですか。遅くなる要因は何ですか」
  2. 「現場が変えられる範囲はどこまでですか」
  3. 「部門間で揉めやすいテーマは何ですか」
  4. 「その課題をどう改善していますか」
  5. 「評価の透明性はどう担保していますか」
  6. 「昇格の要件は何ですか」
  7. 「営業→マネジメント以外のキャリアはありますか」
  8. 「組織が急拡大する中でのリスクは何ですか」
  9. 「カルチャーに合わない人の特徴はありますか」
  10. 「入社して驚くギャップは何が多いですか」

カテゴリE:聞きにくい論点を“角を立てず”確認

  1. 「成果を出す前提で、働き方の実態も知りたいです。繁忙期の波はありますか」
  2. 「商談獲得の分担を把握したいです。アウトバウンド比率はどの程度ですか」
  3. 「長く活躍するために、評価と報酬の思想を理解したいです」
  4. 「リソース不足が起きる時、どう優先順位を決めますか」
  5. 「残業が増える要因は何ですか。業務改善の取り組みはありますか」
  6. 「成果が出ない時、どんな支援を受けられますか」
  7. 「商談の移動や出張の頻度はどの程度ですか」
  8. 「顧客対応で炎上しやすいケースはありますか」
  9. 「CSとサポートの境界はどう引いていますか」
  10. 「内定前に、現場の方と話す機会はありますか」

参考URL:
・Sansan IRライブラリ(事業・KPIの読み解き用):https://ir.corp-sansan.com/ja/ir/library.html
・freee IRトップ(方針・資料の起点):https://corp.freee.co.jp/ir/
・スマレジ IRトップ(資料の起点):https://corp.smaregi.jp/ir/


「面接官に答えさせる質問」ではなく、あなたの仮説を先に置いて“検証する質問”**にすると、丸投げ感が消えて一気に評価が上がります。

以下は、本文の質問集をそのまま活かしつつ、**各質問に「意図(=あなたが何を示したいか/何を判断したいか)」**を付けたテンプレです。コピペして企業別に差し替えればOKです。


1) 丸投げに見えない「逆質問の型」5つ

型A:仮説検証型(最強)

「〇〇と理解しています(仮説)。実態としては合っていますか?もし違うなら、差が出るポイントはどこですか?」

  • 面接官に丸投げせず、自分の理解→検証になる。

型B:意思決定の理由を聞く型

「〇〇を選んだ背景を知りたいです。比較した選択肢と、決め手は何でしたか?」

  • **考え方(判断軸)**に踏み込める。

型C:成功要因の再現性を取りに行く型

「成果が出た事例の共通点を押さえたいです。再現性のある要因は何ですか?」

  • 「運」ではなく再現性に寄る。

型D:リスク確認型(誠実に見える)

「リスクも理解した上で挑戦したいです。〇〇が起きるのはどんな条件ですか?予防策はありますか?」

  • “良いことしか聞かない人”から脱却。

型E:自分の貢献につなげる型(最後に必ず)

「その前提なら、私は〇〇で貢献できそうです。入社初期は何から着手するのが最優先ですか?」

  • 逆質問が自己PRに変わる。

2) IS/FS/CS別「質問 × 意図」セット(丸投げ回避版)

IS(インサイドセールス)

①「SQL定義」を聞く

質問(仮説付き)

「商談化率を上げるには、SQL定義の精度が重要だと考えています。貴社のSQL定義と、ブレを減らす運用(例:ディスカバリー項目や受け渡し条件)はどうなっていますか?」

意図(面接官に伝わること)

  • 数字を聞きたいのではなく、**“勝てる商談を増やす設計思想”**を見ている
  • 入社後に運用改善で成果を出すタイプだと示す

②「マーケ連携」を聞く

質問

「リードの量より質が重要だと思っています。MQL→SQLの歩留まりを上げる上で、現状のボトルネックはどこで、ISがマーケに返しているフィードバックはありますか?」

意図

  • 部門間連携を理解している
  • 目線が“架電数”ではなくファネル改善にある

③「オンボーディング」を聞く

質問

「立ち上がりを早くしたいです。オンボーディングで最初に身につけるべき型(トーク・優先セグメント・ヒアリング設計)は何ですか?」

意図

  • “教えてください”ではなく、即戦力化の設計を確認している
  • 入社後の再現性を取りに行っている

FS(フィールドセールス)

①「勝ち筋(競合排除)」を聞く

質問

「貴社が勝ちやすいのは〇〇セグメントだと理解しています(仮説)。競合と比較された時に、最終的に勝ち切る論点はどこで、逆に弱点になりやすいのはどこですか?」

意図

  • 競合の話を振っても営業として戦える人に見える
  • 強みだけでなく弱点も把握し、対策まで考える姿勢を示す

②「失注理由」を聞く

質問

「失注理由はプロセス改善の宝庫だと思っています。直近で多い失注理由は何で、前段で潰せる兆し(例:決裁者不在、比較軸のズレ)はありますか?」

意図

  • 失注を責めるのではなく、再現性と改善に寄せている
  • “受注できる人”より上の、受注率を上げる人に見える

③「稟議・意思決定」を聞く

質問

「稟議が最大の壁になりやすいと思っています。通りやすい稟議の型(決裁者・合意形成・導入効果の出し方)はどんなパターンですか?」

意図

  • B2Bの現実を理解している
  • 受注の最後を詰める力がありそうに見える

④「アウトバウンド有無」を丸投げにしない聞き方

質問

「商談創出の分担を理解したいです。成果を出す観点で、FSがアウトバウンドを担う場合はどんな条件(業界・規模・トリガー)が多いですか?」

意図

  • “テレアポ嫌です”ではなく、勝てる条件を知りたいになる
  • 配属後にギャップが起きにくい

CS(カスタマーサクセス)

①「NRR/チャーン」を聞く

質問

「CSはNRRに効かせる仕事だと理解しています。貴社ではNRRや解約率を改善する上で、今どこが最重要課題で、テコ入れしている施策は何ですか?」

意図

  • 指標を知ってるだけでなく、改善のレバーを見に行く
  • “サポート寄り”ではなく事業寄りCSに見える

②「オンボーディング」を聞く

質問

「価値実感までの設計が肝だと思っています。オンボーディングの到達定義と、つまずきやすいポイントは何ですか?先回りの仕組みはありますか?」

意図

  • CSで成果を出す構造を理解している
  • 課題を責めず、仕組みで解く人に見える

③「タッチモデル」を聞く

質問

「顧客セグメントによって最適な支援は変わると思っています。ハイタッチ/テックタッチの比率と、境界を決める基準は何ですか?」

意図

  • 担当社数を聞きたいのではなく、設計思想を確認している
  • 成果を出すための前提条件を押さえている

④「プロダクト改善連携」を聞く

質問

「解約理由がプロダクト要因の場合、改善の優先度が重要だと思います。CSの声がPdMに届く仕組みと、優先順位の決め方を教えてください」

意図

  • CSを“現場対応”に閉じず、プロダクト起点で考える姿勢
  • 事業成長への関心が伝わる

逆質問NG集:落ちやすい質問と“言い換え”

逆質問で落ちるのは、だいたいパターンがあります。
ここを避けるだけでも通過率は上がります。

NG1:公式サイトで分かることを聞く

例:「サービス内容を教えてください」
言い換え:「導入が進む業界で共通する課題は何ですか」

NG2:待遇だけを直球で聞く

例:「残業は少ないですか」
言い換え:「成果を出す前提で、繁忙期の波を知りたいです」

NG3:抽象的すぎる

例:「御社の強みは何ですか」
言い換え:「競合Aと比べた時、勝ち切る論点は何ですか」

NG4:面接官が答えられない

例:「来年の売上はどうなりますか」
言い換え:「今期の重点テーマと投資領域はどこですか」

参考URL:
・ARRの定義(Salesforce):https://www.salesforce.com/sales/revenue-lifecycle-management/annual-recurring-revenue-arr/
・NRRの定義(Stripe):https://stripe.com/resources/more/net-revenue-retention


最終面接で効く「締めの逆質問」テンプレ

最終面接は“覚悟”と“意思決定”がテーマになりやすいです。
ここで効くのは、期待値合わせの質問です。

  • 「入社後3か月で、まず何を達成してほしいですか」
  • 「活躍している人の共通点を、役員視点で教えてください」
  • 「私を採用する上で懸念点があれば、率直に教えてください」
  • 「その懸念を解消するために、何を見せれば良いですか」

この4つは、締めに強いです。
ただし言い方は柔らかくします。

参考URL:
・Sansan 決算説明会資料(戦略の言語化例):https://ir.corp-sansan.com/ja/ir/library/presentation.html


チェックリスト:面接直前に見返す5項目

最後に、逆質問を提出する前の確認です。
ここがズレると、良い質問も弱く見えます。

  • その質問は「調べれば分かる」内容ではないか
  • 事実(IR/ニュース/導入事例)を踏まえているか
  • 職種のKPI(IS/FS/CS)に繋がっているか
  • リスクや弱点も理解した上で聞いているか
  • 最後に「自分の貢献」まで言えるか

この5つを満たすと強いです。

参考URL:
・HENNGE IRライブラリ(資料・Q&Aが揃う例):https://hennge.com/jp/ir/library/
・スマレジ 決算情報(資料・動画が揃う例):https://corp.smaregi.jp/ir/library/financial-results.php


まとめ:IS/FS/CSで“刺さる逆質問”を出し分ければ、面接突破の確率は上がります

SaaS面接の逆質問で強いのは、次の姿勢です。

  • 職種のKPIを理解している
  • 事業の勝ち筋を一次情報から仮説化できる
  • 強みだけでなく、課題も見た上で質問できる

この3つが揃うと「一緒に働く絵」が浮かびます。
無理に尖った質問をする必要はありません。
納得感のある質問を、丁寧に積み上げれば十分です。

次アクションとしては、志望企業ごとに1枚で良いので、
「IRで見た事実→仮説→逆質問」をメモにすると強いです。
年収記事や競合比較記事にも繋げやすくなります。

参考URL:
・freee IRライブラリ:https://corp.freee.co.jp/ir/library/
・Sansan IRライブラリ:https://ir.corp-sansan.com/ja/ir/library.html
・One Capital Japan SaaS Insights(市場感):https://onecapital.jp/en/perspectives/japan-saas-insights-en-2025

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