ジーニー営業職の年収を知る前に押さえておきたいこと
ジーニーは、広告プラットフォームとマーケティングSaaSを両輪に成長しているテクノロジー企業です。
「GENIEE SSP」「GENIEE DSP」などの広告プロダクトに加え、「GENIEE Marketing Cloud」などのSaaS群を展開し、マーケティングDX・営業DXを支援しています。
営業職のポジションは大きく以下の3つに分かれます。
- IS:インサイドセールス(電話・オンラインでの商談創出)
- FS:フィールドセールス(訪問・オンラインでのクロージング)
- CS:カスタマーサクセス(導入後の活用支援・継続・アップセル)

本記事では、この3ポジションと役職ごとの年収レンジを整理し、フリークアウトやPLAIDなど競合SaaS企業との比較まで含めて「どのくらい稼げるのか」「働くコスパはどうか」を具体的に見ていきます。
ジーニー全体の平均年収水準
まずは会社全体の「土台となる年収水準」を確認します。
平均年収の客観データ
有価証券報告書ベースのデータ(IRBANK)を見ると、ジーニーの平均年収は以下の通りです。
- 2023年3月期:平均年収 669万円
- 2024年3月期:平均年収 645万円
- 2025年3月期:平均年収 649万円
- 平均年齢:32.0歳(2025年3月期)
- 平均勤続年数:2.6年(2025年3月期)
口コミサイトの集計値も見ておきましょう。
- OpenWork:平均年収 626万円(正社員73人、年収レンジ350〜1,200万円)
- エン・転職の口コミ:平均年収 601万円、レンジ400〜1,300万円(正社員37人)
インターネット業界平均(約582万円)と比べると、ジーニーの平均年収はやや高め〜中上位クラスと言えます。
平均年収からわかること
- 平均年齢32歳で年収640万円前後は、20代後半〜30代前半の伸びしろを考えると「やや高め」の水準
- 平均勤続年数2.6年と短めで、成長志向の転職・流動性が高い環境
- 営業職、とくにSaaS/広告まわりのビジネス職が平均年収を押し上げている可能性が高い
転職検討者目線で見ると、「年収レンジは悪くないが、腰を据えて長く働く会社というより“成長と経験を買う”ニュアンスが強い」ポジションと言えます。
参考URL:
IRBANK(ジーニー 平均年収・年齢・勤続年数):https://irbank.net/E33615
IRBANK(ジーニー 平均年収 推移):https://irbank.net/E33615/salary
OpenWork(ジーニー 平均年収):https://www.openwork.jp/company_answer.php?m_id=a0C1000000Y1NLA&q_no=2
エン・転職の口コミ(ジーニーの年収):https://en-hyouban.com/company/10105897641/salary/
ジーニー営業職(IS・FS・CS)の年収レンジと役割
ここからが本題です。
実際にどの職種で、どのくらいの年収が狙えるのかを、求人票・給与データから整理します。
法人営業全体の水準(ベースライン)
Indeedの「株式会社ジーニー 法人営業」のページによると、法人営業の平均年収は以下の通りです。
- 法人営業 平均年収:677万円
- 年収レンジ:265〜1,273万円(316件の求人ベース、2025年11月16日更新)
同じページ内で「営業 無形商材」として、職種別の平均年収も公開されています。
| 職種 | 平均年収(Indeed) |
|---|---|
| 営業 | 671万円 |
| ソリューション営業 | 715万円 |
| 内勤営業・インサイドセールス | 668万円 |
| 広告営業 | 705万円 |
| アカウントエグゼクティブ | 847万円 |
| 代理店営業 | 712万円 |
これらはあくまで求人ベースの推計ですが、ジーニーの営業系ポジションは概ね600〜800万円台がボリュームゾーンであり、ハイパフォーマーやマネージャー層では1,000万円超も現実的なレンジであることが読み取れます。
IS(インサイドセールス)の年収と役割
インサイドセールスは、マーケティングで獲得したリード(見込み顧客)に対して、電話・メール・オンライン商談でアプローチし、FSが提案しやすい“案件状態”まで温める役割です。ジーニーはマーケティングSaaS事業を持つため、リード数が多く、ISの役割は比較的重要です。
Indeedの「内勤営業・インサイドセールス」平均年収は668万円で、法人営業全体とほぼ同水準です。
求人票や他社SaaSとの比較も踏まえると、ジーニーのIS年収目安は次のイメージになります(あくまで目安)。
| グレード | 想定年収レンジの目安 |
|---|---|
| メンバー(〜3年目) | 450〜650万円 |
| シニア(3〜6年目) | 600〜750万円 |
| リード・MGR候補 | 700〜900万円 |
- 成果連動のインセンティブはFSほど強くない一方、固定給は比較的安定しやすい
- 目標設定は「商談数」「パイプラインの金額」「MQL→SQLの転換率」などのKPIが中心
FS(フィールドセールス)の年収と役割
FSは、広告プロダクトやSaaSプロダクトを組み合わせた提案を行い、受注までを担うポジションです。顧客は中堅〜大企業が中心で、商談単価も比較的高めです。
法人営業平均年収677万円、ソリューション営業715万円、アカウントエグゼクティブ847万円という数字から、FSは営業職の中でも高めのレンジに位置していると考えられます。
求人票では「法人向け営業 年収450〜799万円」「〜899万円」といったポジションも確認できます。
これらをまとめると、FSの年収イメージは次の通りです。
| グレード | 想定年収レンジの目安 |
|---|---|
| メンバークラス | 500〜750万円 |
| シニア〜リード | 700〜900万円 |
| マネージャー/大型案件担当 | 900〜1,200万円 |
- 目標達成度に応じたインセンティブ比率が高く、成果次第で1,000万円超を狙える構造
- 逆に、目標未達が続くと昇給が鈍くなる可能性もある
CS(カスタマーサクセス)の年収と役割
カスタマーサクセスは、SaaSの継続利用・アップセルと、顧客の成功体験の創出を担うポジションです。
ジーニーはSaaS事業強化フェーズにあり、CSポジションの採用も積極的です。
ジーニーグループのCS求人(HRMOSなど)を見ると、次のようなレンジが提示されています。
- カスタマーサクセス(ジーニーグループ):年収500〜1,200万円
- 月給:358,000円〜(うち固定残業代50時間分を含む)
- 昇給年2回、賞与年2回
エンタープライズ向けのCSやAIプロダクトのCSでは、800〜1,200万円レンジの求人もあります。
これらを踏まえたCSの年収イメージは次の通りです。
| グレード | 想定年収レンジの目安 |
|---|---|
| メンバークラス | 500〜700万円 |
| シニアCS・リード | 650〜900万円 |
| エンタープライズ/MGRクラス | 800〜1,200万円 |
- 解約率(チャーン)やアップセル実績が、評価・年収に直接効きやすい
- ロジカルな提案力+プロジェクトマネジメント力が強いと、マネージャー〜1,000万円超も視野
参考URL:
Indeed(ジーニー 法人営業の平均年収):https://jp.indeed.com/cmp/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BC/salaries/%E6%B3%95%E4%BA%BA%E5%96%B6%E6%A5%AD
Indeed(営業 無形商材 ジーニー):https://jp.indeed.com/cmp/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BC/salaries
ジーニーグループ カスタマーサクセス求人(HRMOS):https://hrmos.co/pages/geniee/jobs/0003009920250819
ジーニー カスタマーサクセス関連求人一覧:https://hrmos.co/pages/geniee/jobs
役職別に見るジーニー営業職の年収イメージ
IS・FS・CSごとに、「メンバー〜マネージャーまでのキャリアパス」を横並びで見るとイメージしやすくなります。
公開されている求人レンジと平均年収をもとに、あくまで目安として整理すると次のようになります。
職種×役職別 年収テーブル(目安)
※ジーニー/ジーニーグループの求人情報・給与データからの推定レンジです。実際のオファーは経験・スキル・評価により変動します。
| 職種/役職 | メンバー | シニア/リード | マネージャー〜ハイレイヤー |
|---|---|---|---|
| IS(インサイド) | 450〜650万円 | 600〜750万円 | 700〜900万円 |
| FS(フィールド) | 500〜750万円 | 700〜900万円 | 900〜1,200万円 |
| CS(カスタマーサクセス) | 500〜700万円 | 650〜900万円 | 800〜1,200万円 |
ざっくりまとめると、
- FS・CSのマネージャー〜エンタープライズ担当が最も年収レンジが高い
- ISはFSほど変動幅は大きくないが、600〜700万円台までは十分に狙える
- SaaS×AI領域(JAPAN AIなど)に絡むと、同じCS/FSでもレンジ上限が上がる傾向
「どこを狙うと1,000万円に届きやすいか」という視点で見ると、
FSまたはCSでエンタープライズ担当・マネージャーを目指すキャリアが一つの王道ルートと言えます。
参考URL:
IRBANK(ジーニー 平均年収):https://irbank.net/E33615
ジーニーグループ CS求人(年収500〜1,200万円):https://hrmos.co/pages/geniee/jobs/0003009920250819
ジーニー関連CS・MGR求人:
https://herp.careers/careers/companies/geniee/jobs/h4-cmhdkmts6028us607vljjm4gu
競合SaaS企業との年収比較(IS・FS・CS別)
次に、同じマーケ/広告系SaaS企業との比較です。
ここでは、**フリークアウト、PLAID(プレイド)**を代表的な比較対象とし、IS/FS/CSのレンジをざっくり比較します。
各社の平均年収・営業系レンジ
- ジーニー
- 平均年収:649万円(2025年3月期、有報ベース)
- 法人営業平均年収:677万円(Indeed)
- フリークアウト・ホールディングス
- 営業系の求人:年収600〜800万円、800〜1,200万円クラスの案件も多数
- 「広告・メディア法人営業」求人では450〜550万円レンジの記載もあり、若手〜ミドルでばらつきあり
- PLAID(プレイド)
- カスタマーサクセス平均年収:932万円(Indeed)
- CS求人レンジ:500〜1,000万円程度(doda求人)
- インサイドセールス平均年収:605万円(Indeed)
IS・FS・CS別 比較イメージ
公開データをもとにした「ざっくり比較」は次の通りです。
| 会社名 | ISメンバー目安 | FSメンバー目安 | CSメンバー〜リード目安 |
|---|---|---|---|
| ジーニー | 450〜650万円 | 500〜750万円 | 500〜900万円 |
| フリークアウト | 500〜700万円 | 600〜800万円(〜1,200) | 550〜800万円程度 |
| PLAID | 500〜700万円 | 600〜900万円 | 700〜1,000万円(平均932) |
※レンジは求人票・平均年収をもとにした参考値です。実際のオファーは個別条件で大きく変動します。
傾向だけまとめると:
- PLAiDのCSが最も高年収帯(データドリブンな伴走型CS)
- フリークアウトは、高年収レンジの求人が多く、FSで800〜1,200万円のポジションも現実的
- ジーニーは、平均年収・営業年収ともに中〜やや高水準で、20代〜30代前半で年収を一気に上げたい人には悪くないポジション
一方で、
「最初から1,000万円クラスを狙うならPLAIDやフリークアウト、
成長環境とバランスを取りながら600〜800万円ゾーンで経験を積みたいならジーニー」
という棲み分け方もできます。
参考URL:
IRBANK(ジーニー 平均年収):https://irbank.net/E33615
フリークアウト 営業求人(年収800〜1,200万円):https://doda.jp/DodaFront/View/CompanyJobs/j_id__10178431400/
digireka(フリークアウトの年収レンジまとめ):https://digireka.jp/freakout_reputation/
Indeed(PLAID カスタマーサクセス):https://jp.indeed.com/cmp/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%89-1/salaries/%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9
Indeed(PLAID インサイドセールス):https://jp.indeed.com/cmp/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%89-1/salaries/%E5%86%85%E5%8B%A4%E5%96%B6%E6%A5%AD%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9
ボーナス・インセンティブ・ストックオプション・福利厚生
ボーナス・昇給
ジーニーの多くのビジネス職求人では、以下のような条件が明記されています。
- 昇給:年2回(4月・10月)
- 賞与:年2回(5月・11月)
- 固定残業代(50時間分)を含む月給+超過分は別途支給
SaaS企業の中でも昇給機会が年2回あるのは、成果を出している人にとってはプラス要素です。
インセンティブ・SO
- 営業職は個人・チーム目標に応じたインセンティブが付与されるケースが多い
- ストックオプション(SO)や持株会については、IR資料や一部口コミで存在が触れられているものの、付与条件はポジション・等級によって異なるため要確認
福利厚生
口コミを見ると、以下のような福利厚生が挙げられています。
- 会社から一定区間内に住むと住宅補助が出る(「会社から3駅以内手当」などの記載)
- マッサージなど健康系の福利厚生
- リモートワークは部署・役割によるが、SaaS・広告プロダクトとも在宅と出社を組み合わせた働き方
参考URL:
ジーニー 新卒採用ページ(給与・賞与など):https://job.mynavi.jp/26/pc/search/corp286058/outline.html
ジーニー CS求人(給与内訳・固定残業記載あり):https://hrmos.co/pages/geniee/jobs/0003009920250819
OpenWork 年収事例(27歳700万円ほか):https://www.openwork.jp/one_answer.php?vid=a0A1000001SHmLP&qco=2
残業時間・働き方から見る「コスパ」
固定残業50時間のインパクト
ジーニーの多くの求人には「固定残業手当50時間分」が含まれています。
これは、月50時間までは残業代が基本給に含まれているという意味です。
一方で、過去の口コミを見ると、
- 残業時間:月40時間前後
- 有給消化率:20%程度(古い口コミベース)
といった声もあり、固定残業時間全部をフルに使うような“激務”というより、
「ベンチャー〜ミドルステージSaaSらしい、ややハード寄りの働き方」という印象です。
年収×労働時間のバランス(コスパ)
平均年収649万円・残業40時間程度を前提にざっくり考えると、
- 20代後半で600〜700万円台を取りながら、成長も得たい人にはコスパ良好
- 残業少なめでワークライフバランス最優先の人には、ややタイトに感じる可能性
また、SaaS・広告プロダクトの組み合わせで提案するため、受注単価が比較的高く、経験の“転用性”が高いのもポイントです。
将来的にPLAIDや外資SaaSなどへステップアップする際にも、職務経歴として評価されやすい土台になるでしょう。
参考URL:
ジーニー CS求人(固定残業50時間記載):https://hrmos.co/pages/geniee/jobs/0003009920250819
OpenWork 年収・残業時間の口コミ:
https://www.openwork.jp/company_answer.php?m_id=a0C1000000Y1NLA&q_no=2
https://www.openwork.jp/one_answer.php?vid=a0A1000001SHmLP&qco=2
口コミから見るリアルな給与満足度と注意点
口コミサイトでは、ジーニーの年収・待遇に関して以下のような声が見られます。
ポジティブな声
- 20代でも結果を出せば年収700万円台に届く
- 昇給機会が年2回あり、評価がダイレクトに給与に反映されやすい
- マーケティングテクノロジーの最前線で経験が積めるため、市場価値が上がる実感がある
ネガティブ・注意点
- 固定残業制+高い目標で、心理的プレッシャーを感じることがある
- プロダクト・組織の変化スピードが速く、環境変化が苦手な人にはしんどい
- 平均勤続年数2.6年と短く、合わない人は早期に転職している印象
これらを踏まえると、**「年収・成長・やりがいを取りに行く代わりに、一定のハードさも受け入れる文化」**と整理できます。
参考URL:
OpenWork(ジーニー 平均年収・社員口コミ):https://www.openwork.jp/company_answer.php?m_id=a0C1000000Y1NLA&q_no=2
OpenWork 年収事例・残業時間レビュー:https://www.openwork.jp/one_answer.php?vid=a0A1000001SHmLP&qco=2
まとめ|ジーニー営業職は「稼ぎつつ成長したい人」に向いている
最後に、本記事のポイントをまとめます。
- ジーニー全体の平均年収は640万円前後で、インターネット業界平均よりやや高め
- 営業職(IS・FS・CS)は、600〜800万円台がボリュームゾーンで、FS・CSのマネージャー層では1,000万円超も現実的
- PLAIDやフリークアウトと比べると、「トップレンジはやや控えめだが、中堅〜若手の成長+年収バランスが良い」ポジション
- 固定残業50時間・平均勤続2.6年というデータから、環境としては“緩くはないが、成果次第で報われる”タイプのSaaS企業
- 20代〜30代前半で「マーケ×SaaSのド真ん中で実績を作りたい」「将来は他SaaSや外資にも挑戦したい」人にとって、キャリアの土台作りとしては十分に魅力的
一方で、
- ワークライフバランスを最優先したい
- 安定志向で、変化の多い環境が苦手
といったタイプには、もう少し安定色の強い大手SaaSや事業会社の方が合うかもしれません。


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