【年収ランキング上位】HENNGEの営業年収は?IS・FS・CS別レンジと競合SaaS比較

HENNGEの営業年収は高い?IS・FS・CS別レンジと競合SaaS比較を解説するアイキャッチ画像。左側にタイトルと「20〜30代営業職向け・SaaS転職の年収ガイド」の副題、上部に「SaaS転職」タグ、右側にクラウドとノートPCのフラットなSaaS・セキュリティ系イラストが配置されている。

HENNGEへの転職を考えていると、まず気になるのが「実際いくらもらえるのか」「競合と比べてどうか」だと思います。
この記事では、HENNGEの平均年収や営業職(IS/FS/CS)の年収レンジ、評価制度、ボーナス・ストックオプション、残業時間までを一気通貫で整理します。

有価証券報告書やdoda、OpenWork、公式採用ページなどの公開情報をベースに、SmartHR・Sansan・freeeといったSaaS大手との比較も行います。
「年収だけでなく、働き方も含めてコスパが良いか」を判断できるところまで落とし込んでいきます。


目次

HENNGEとは?SaaSセキュリティ領域で伸びている企業

HENNGEは、クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」を中心に事業を展開するSaaS企業です。
Microsoft 365 や Google Workspace、Box などへのアクセスを一元管理する「IDaaS(Identity as a Service)」の国内シェアNo.1サービスとして知られています。HENNGE+1

主力の HENNGE One は、

  • シングルサインオン(SSO)
  • 多要素認証
  • クラウドサービスへのアクセス制御
    などを一括で提供するセキュリティ基盤です。HENNGE+1

SaaS市場全体の拡大と、ゼロトラスト・セキュリティ需要の高まりを追い風に、売上と社員の平均年収も右肩上がりになっています。HENNGE

参考URL
HENNGE公式サイト:https://hennge.com/jp/
HENNGE One サービス紹介:https://hennge.com/jp/service/one/


HENNGEの平均年収はどれくらいか

まずは会社全体の平均年収から、ざっくり水準感をつかみます。

HENNGE全体の平均年収

有価証券報告書のデータをまとめている IRBANK や doda の集計によると、HENNGEの平均年収は以下のとおりです。

  • 直近の平均年収:約827万円
  • 平均年齢:おおよそ35〜36歳
  • 過去5期の平均年収:793万円

OpenWorkの年収データでは、回答者16名の平均年収が710万円、年収レンジは450万円〜1,300万円とされています。北日本+1

ポイントを整理すると:

  • 30代前後〜半ばで「700〜800万円台」がボリュームゾーン
  • 人によっては1,000万円超えも十分に現実的
  • IT/通信業界の平均年収(おおよそ460万円前後)と比べて明確に高水準Wantedly+1

競合SaaS企業との平均年収比較

主要SaaS企業との平均年収を並べると、次のようなイメージです。

企業名平均年収(直近)平均年齢出典
HENNGE約827万円約35.6歳IRBANK / doda
Sansan約780万円31.7歳IRBANK OpenWork+1
freee約688万円33.1歳IRBANK recruit.hennge.com+1
SmartHR約696万円(クチコミ平均)OpenWork doda

年齢構成や職種構成が完全に同じではないため、単純比較はできません。
しかし、「30代前半〜半ばで700〜800万円台」が狙える水準という点で、HENNGEはSaaS業界内でも高めのゾーンに位置していると言えます。

参考URL
HENNGEの平均年収情報(doda):https://doda.jp/DodaFront/View/CompanyIncome/j_id__10052455981/
HENNGEの平均年収推移(IRBANK):https://irbank.net/E35150/salary
HENNGEの年収・給与制度(OpenWork):https://www.openwork.jp/company_answer.php?m_id=a0C30000002i4d2&q_no=2

セキュリティ関連SaaS/サービス企業との年収・プロダクト比較

まずは、HENNGEと同じく「セキュリティ/クラウドセキュリティ」を主軸とする企業をピックアップし、
主力プロダクトと平均年収をまとめます。

企業名主な領域主力プロダクト例平均年収(直近有報ベース)平均年齢出典
HENNGEIDaaS・クラウドセキュリティHENNGE One(IDaaS・クラウドセキュリティ基盤)、HENNGE One Identity Edition(SSO・アクセス制御)827万円35.6歳IRBANK「HENNGE 平均年収の推移」IRBANK
サイバーセキュリティクラウドクラウドWAF・アプリ防御攻撃遮断くん(クラウド型WAF)、WafCharm(AWS WAF自動運用サービス)795万円36.7歳IRBANK「サイバーセキュリティクラウド 社員の状況」
ラック(LAC)セキュリティ監視・SOC・WAF運用JSOC(セキュリティオペレーションセンター)、JSOC WAF運用支援サービス、クラウドWAF監視・運用サービス666万円40.6歳IRBANK「ラック 社員の状況」
デジタルアーツWeb/メールセキュリティi-FILTER@Cloud(Webフィルタリング)、m-FILTER@Cloud(メールセキュリティ)、DigitalArts@Cloud(統合クラウドセキュリティ)618万円34.3歳IRBANK「デジタルアーツ 社員の状況」

※いずれも直近の有価証券報告書データをまとめた IRBANK をベースにしています。

セールス視点でのざっくり整理

  • HENNGE
    • 「HENNGE One」を中心とした IDaaS/クラウドセキュリティ基盤のSaaS
    • SSO(シングルサインオン)やアクセス制御、多要素認証などをまとめて提案するポジション
  • サイバーセキュリティクラウド
    • 「攻撃遮断くん」「WafCharm」など、Webアプリケーション向けWAF製品が主力
    • ECサイトやWebサービスの改ざん・不正アクセス対策の文脈で提案
  • ラック(LAC)
    • JSOC を中心に、SOC(監視)+コンサル+WAF運用支援など、サービス型の色が強い
  • デジタルアーツ
    • 「i-FILTER@Cloud」「m-FILTER@Cloud」を柱に、Web/メール経由の情報漏えい対策ソフトウェア+クラウド

参考URL一覧

HENNGE(プロダクト・年収)

サイバーセキュリティクラウド

ラック(LAC)

デジタルアーツ


営業組織(IS/FS/CS)の役割を整理する

HENNGEのビジネスモデルはサブスクリプション型なので、営業組織も典型的なSaaSの構造になっています。

おおまかに分けると、次の3つです。

  • インサイドセールス(IS)
    • 見込み顧客への架電・メール・オンライン商談で、案件を創出する役割
  • フィールドセールス(FS)
    • 商談のクロージングとアップセルを担う「決定打」のポジション
  • カスタマーサクセス(CS)
    • 既存顧客の活用支援、継続利用、アップセルを通じてLTVを最大化する役割

公開中の求人では「IT法人営業」「Business Development」などの表現が使われていますが、実態としては IS/FS/CS で役割が分かれています。doda

それぞれのポジションで、求められるスキルと年収レンジが少しずつ変わります。
次の章から具体的な数字を見ていきます。


営業職の年収レンジ(IS/FS/CS別・役職別)

ここからが、読者の方が一番知りたい部分だと思います。
公開求人とクチコミ情報をベースに、営業職の年収イメージを整理します。

公開求人ベースのレンジ感

dodaに掲載されているHENNGEの営業職(IT法人営業)の求人では、予定年収が次のように記載されています。doda

  • IT法人営業(東京本社)
    • 予定年収:550万円〜930万円
    • 月給:380,500円〜587,200円
    • 固定残業手当:月20時間分(45,400円〜70,000円)を含む
  • IT法人営業(地方拠点:名古屋・大阪など)
    • 予定年収:500万円〜970万円前後の求人も確認できます

さらに、dodaの企業別年収情報ページでは、営業職のモデルケースとして592万円〜982万円のレンジが掲載されています。doda

これらを踏まえると、営業職の大まかなレンジは以下のように整理できます。

ポジション想定年収レンジ(目安)出典/根拠
IS/若手営業(メンバー)500〜650万円前後doda求人の下限〜中間レンジ doda
FS/中堅〜シニア(メンバー〜リーダー)600〜900万円前後doda求人のメインレンジ
マネージャークラス800〜1,000万円前後OpenWorkの年収上位ゾーン、求人上限をもとにした目安 北日本

※あくまで公開情報をもとにした目安です。実際のオファー年収は、これまでの職務内容・商材単価・マネジメント経験などで前後します。

IS/FS/CSごとの年収イメージ

IS/FS/CSごとの細かい求人は公開件数が多くありません。
そのため、ここでは以下を組み合わせてレンジを整理しています。

  • dodaの「IT法人営業」求人レンジ
  • OpenWorkの職種別年収(カスタマーサクセスの平均年収 661万円)北日本
  • HENNGE全体の平均年収 827万円

これらをもとにした、あくまで目安のイメージがこちらです。

職種キャリア帯想定年収レンジ(目安)
IS(インサイドセールス)20代中盤〜後半500〜650万円
FS(フィールドセールス)20代後半〜30代前半600〜800万円
CS(カスタマーサクセス)20代後半〜30代前半550〜750万円
営業マネージャー(IS/FS/CS)30代前半〜800〜1,000万円前後

特にFSはクロージングを担い、数字へのインパクトが大きいポジションです。
中途入社で一定の実績を出せれば、700〜800万円台までは比較的現実的なレンジと言えます。

一方で、SaaS未経験でのIS入社の場合は、500〜600万円台スタートに落ち着くケースが多いと考えられます。

参考URL
HENNGEの平均年収情報(doda):https://doda.jp/DodaFront/View/CompanyIncome/j_id__10052455981/
HENNGE 営業職求人(doda一例):https://doda.jp/DodaFront/View/CompanyJobs/j_id__10052455981/
HENNGEの年収・給与制度(OpenWork):https://www.openwork.jp/company_answer.php?m_id=a0C30000002i4d2&q_no=2


HENNGEの報酬制度:基本給+みなし残業+賞与+英語手当+出社賞与

OpenWorkの口コミや求人情報から、HENNGEの報酬制度の特徴をまとめると次の通りです。HENNGE株式会社(へんげ) -テクノロジーの解放で世の中を変えていく

  • 基本給+みなし残業20時間分
  • 20時間を超えた残業は別途支給
  • 賞与は年2回、1回あたり基本給2.5ヶ月前後(年間で約5ヶ月分の実績という口コミあり)
  • 英語手当(年間最大100万円)
  • フレックスタイム制(コアタイムあり)
  • 出社賞与:出社や顧客訪問日数に応じて日額2,000円を追加支給する制度(営業系求人より)

この仕組みをざっくりモデル化すると、

  • 月給40万円(みなし残業20時間込み)
  • 賞与:月給の約5ヶ月分=200万円
    というケースでは、年収約680万円になります。

英語手当がフルで付くケースだと、ここに最大100万円が上乗せされる可能性があります。HENNGE株式会社(へんげ) -テクノロジーの解放で世の中を変えていく

この章の参考URL

評価制度と昇給の仕組み(ベルト制度)

HENNGEの給与制度で特徴的なのが「ベルト」と呼ばれる等級制度です。doda+1

ベルト制度の概要

  • 能力・スキルに応じて等級(ベルト)が設定されている
  • 各ベルトごとに給与レンジが明確に決まっている
  • Goldベルト、Blackベルトなど、色で等級を表現
  • 昇給には「レンジ内アップ」と「ベルト昇格」の2つのパターンがある

昇格の際は、自己申請制が採用されています。
自分で「昇格したい」と申請し、審査会で承認されると上位ベルトに上がる仕組みです。doda+1

営業職の評価指標

公式に細かいKPIまでは公開されていませんが、Wantedlyや採用資料などを見ると、SaaS営業として一般的な指標が使われています。Speaker Deck+1

  • 受注金額・受注件数
  • 新規 ARR(年間経常収益)の増加
  • 解約率・継続率(CSの場合)
  • チームへの貢献、プロジェクト推進などの定性的な評価

「数字だけの世界」に寄り過ぎているわけではなく、定性評価も含めた総合評価でベルトが決まる構造です。

注意点

  • 自己申請型なので、「自分から手を挙げないと昇給のチャンスを逃しやすい」という側面があります
  • 主体的にキャリアを組み立てたい人には相性が良いですが、受け身なスタイルだと評価が固定化しやすい点は意識した方がよいです

参考URL
HENNGE 給与制度と昇給の仕組み(Wantedly記事):https://www.wantedly.com/companies/hennge/post_articles/884135
HENNGE 採用情報(給与・評価):https://re-katsu30.jp/recruit/1448


ボーナス・ストックオプション・諸手当・福利厚生

年収の「見た目」を決めるのは基本給だけではありません。
HENNGEの場合、ボーナス・英語手当・社員持株会など、総報酬を押し上げる要素がいくつかあります。

ボーナス(賞与)

dodaの求人情報によると、HENNGEの営業職には以下のようなボーナスが設定されています。doda

  • 賞与:年1回(基本給2ヶ月分を想定と記載された求人あり)
  • 賞与額は個人・会社の業績によって変動

年2回の賞与支給が多い日本企業の中では少し珍しい設計です。
一方で、給与テーブルとベルト制度により、基本給自体が比較的高く設定されています。

ストックオプション・社員持株会

HENNGEは上場企業であり、社員向けの自社株制度が整備されています。

  • 社員持株会制度(奨励金35%)が公式に記載されていますSpeaker Deck
  • ストックオプションについては、ポジションやタイミングによって付与の有無が異なるため、選考過程で要確認

成長中のSaaS企業であることを考えると、持株会+SOは中長期的なリターンの源泉になりえます。

英語手当・その他の手当

HENNGEの特徴的な制度として、英語手当があります。

  • 英語力に応じて、年24万円〜156万円の手当を支給
  • 社内には英語を使うポジションも多く、英語学習支援制度も用意

その他、次のような制度もあります。

  • 社会保険完備
  • 年間休日120日以上
  • 在宅勤務環境の支援
  • 社員同士の交流を促進するイベント、部活動支援 など

参考URL
HENNGE 働き方・福利厚生:https://recruit.hennge.com/workstyle/
HENNGE採用情報(事業開発候補求人):https://re-katsu30.jp/recruit/1448


残業時間とワークライフバランス|「年収÷時間」で見るコスパ

年収がいくら高くても、残業が極端に多ければコスパは下がります。
HENNGEの働き方について、公開データをもとに整理します。

残業時間・有休取得率

OpenWork のデータでは、HENNGEの**月平均残業時間は12.9時間、有給休暇消化率は92.1%**とされています。doda

求人情報でも、固定残業時間は月20時間とされており、クチコミでは「20時間を大きく超えることは少ない」という声が多く見られます。OpenWork

この水準で年収700〜800万円台を狙えると考えると、1時間あたりのリターンはかなり高い部類です。

リモートワークと出社ポリシー

Wantedly の働き方記事によると、HENNGEではコロナ禍以降もリモートワークを積極的に取り入れています。北日本

  • コロナ禍はリモート率8割
  • 2023年以降は部署によって週2〜3日の出社必須のチームもあり
  • オフィスはリノベーションされ、出社時の働きやすさも重視

完全フルリモートではありませんが、リモートと出社のハイブリッド型と考えておくとギャップが少ないです。

働くコスパのざっくり試算

仮に次のようなケースを考えます。

  • 年収:750万円
  • 月平均残業:13時間
  • 年間労働時間:2,000時間前後(所定+残業)

この場合、1時間あたりの粗い報酬イメージは3,700〜3,800円前後になります。
同世代で年収450万円・残業30時間の環境と比べると、時間単価の差はかなり大きいです。

参考URL
HENNGEのワーク・ライフ・バランス(OpenWork):https://www.openwork.jp/company_answer.php?m_id=a0C30000002i4d2&q_no=6
HENNGEの残業に関する口コミ(Jobtalk):https://jobtalk.jp/companies/4457/answers?topic=%E6%AE%8B%E6%A5%AD
HENNGE 働き方インタビュー(Wantedly):https://www.wantedly.com/companies/hennge/post_articles/519267


競合SaaS企業との年収・待遇比較(SmartHR/Sansan/freee)

次は、「HENNGEがSaaS業界の中でどのポジションにいるのか」を相対的に見ていきます。

平均年収レベルの比較

先ほどの表を改めて整理すると、次のようなポジションです。

企業名平均年収コメント
HENNGE約827万円30代半ばで800万円台、かなり高水準
Sansan約780万円同じく高めだが、HENNGEよりやや下 OpenWork+1
SmartHR約696万円OpenWorkベースで700万円弱 doda
freee約688万円680〜700万円前後のレンジ recruit.hennge.com+1

SmartHRとアクセンチュアの比較記事では、「SmartHRの平均年収は696万円」と記載されています。doda
freeeについては、有価証券報告書ベースで「平均年収688万円」が示されています。recruit.hennge.com+1

平均年収だけで見れば、HENNGEとSansanが一段高いゾーンにいるイメージです。

営業職・CS職の年収比較(ざっくり目安)

職種別の公開データを使って、主なポジションのレンジ感を並べると次のようになります。

企業 × 職種想定レンジ(目安)根拠
HENNGE 営業(IS/FS)550〜900万円doda求人の予定年収レンジ doda
HENNGE CS550〜750万円OpenWorkのCS平均年収 661万円など 北日本
SmartHR 営業600〜800万円台OpenWorkの営業平均695万円など
SmartHR CS650〜800万円台CS平均年収759万円
Sansan 営業600〜900万円台平均年収777〜780万円、営業職の求人情報など recruit.hennge.com+1
freee 営業550〜800万円台平均年収688万円、営業向け求人レンジなど OpenWork+1

※各社とも「職種別の年収レンジ」は求人・クチコミに基づくモデルケースであり、実際のオファー年収を保証するものではありません。

SmartHRはCSの年収水準が高い傾向があり、Sansanは全社平均が高い分、営業も高水準になりやすい構造です。
一方で、HENNGEは平均年収が最も高い水準でありながら、残業が比較的少ないという特徴があります。

働き方を含めた総合コスパ

ざっくり整理すると、次のようなイメージです。

  • 年収の絶対値だけ見れば
    → HENNGE、Sansan が一歩リード
  • CSでの年収を狙うなら
    → SmartHR も候補
  • 残業時間・有休消化率まで含めたコスパ
    → 月残業12.9時間、有休消化率92.1%のHENNGEはかなり優秀doda

「営業としてガッツリ数字を追いながらも、プライベートの時間も確保したい」というニーズには、HENNGEは相性の良い企業の一つだと考えられます。

参考URL
Sansanの平均年収解説記事:https://talentsquare.co.jp/career/sansan-salary/
freeeの平均年収解説記事:https://career-x.co.jp/saas/article54/
SmartHRの年収・給与制度(OpenWork):https://www.openwork.jp/company_answer.php?m_id=a0C10000017Qi17&q_no=2


HENNGEで働くメリット・デメリットと向いている人

ここまでの情報をもとに、「結局HENNGEはアリか?」を整理します。

メリット

  • 30代前後で700〜800万円台が狙える高い平均年収
  • 残業時間が少なく、有休消化率も高い
  • ベルト制度と自己申請型昇格で、自分から動けば年収を伸ばしやすい構造
  • 英語手当・持株会など、総報酬を押し上げる制度が多い
  • IDaaS/クラウドセキュリティという成長領域でSaaS経験を積める

デメリット・注意点

  • 自己申請型の評価制度なので、受け身なスタイルだと昇給しづらい
  • 出社とリモートのハイブリッド型であり、完全フルリモート志向の人には合わない可能性
  • セキュリティ領域のため、技術やプロダクト理解に一定のキャッチアップが必要
  • 高い水準の同僚が多く、評価競争はそれなりにシビア

向いている人のイメージ

  • SaaS営業として市場価値を高めたい20〜30代
  • IDaaSやセキュリティ領域に興味があり、技術理解にも前向きな人
  • 自分で目標を設定し、ベルト制度を使ってキャリアを引き上げたい人
  • 「年収も上げたいが、プライベートの時間も大事にしたい」人

逆に、

  • とにかく最短で年収1,000万円超えを狙いたい
  • 完全フルリモートで地方在住を前提にしたい

といった場合は、別のSaaS(外資系、インセンティブ比率が高い企業など)も含めて検討した方がフィットする可能性があります。


まとめ|HENNGEは「年収×働きやすさ」のバランスが良いSaaS

HENNGEの年収・評価制度・働き方を整理すると、次のような結論になります。

  • 平均年収は直近で827万円と、SaaS業界でもトップクラス
  • 営業職は550〜900万円前後がメインレンジで、マネージャーになると1,000万円に届く可能性もある
  • ベルト制度と自己申請型昇格で、主体的に動けば年収を伸ばしやすい
  • 月平均残業12.9時間、有給消化率92.1%と、働き方のコスパも高い
  • SmartHR・Sansan・freeeと比べても、「高年収×低残業」のバランスが良い

SaaS未経験からのチャレンジでも、ISやFSのポジションであれば十分にチャンスがあります。
一方で、セキュリティ/クラウド領域のインプットや自己申請型キャリア設計が必要なので、「成長したい」「自分でキャリアをコントロールしたい」という意欲のある方ほどフィットしやすい企業です。

もしHENNGEとあわせて他のSaaS企業も検討している場合は、

  • 「HENNGE × SmartHR 年収」
  • 「HENNGE × Sansan 年収」

のような比較記事も合わせてチェックすると、よりクリアに判断できるはずです。

最後にもう一度、主要な参考URLをまとめておきます。

このあたりのデータを、自分の職務経歴・希望年収と照らし合わせながら、「どのポジションならどのレンジを狙えそうか」を具体的にイメージしていくと、転職活動の精度が一気に上がるはずです。

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