jinjerの将来性は?プロダクト特徴と競合比較でわかる成長余地【HRテックSaaS】

jinjer(ジンジャー)の将来性は伸びる?プロダクト特徴と競合比較を営業目線で徹底解説|20〜30代営業職向けSaaS転職アイキャッチ
目次

jinjerとは?統合型人事システムを提供するHRテックSaaS

まずは「そもそもjinjerってどんな会社?」という疑問から整理します。

jinjer株式会社は、統合型人事システム「ジンジャー」を企画・開発・運営するHRテックSaaS企業です。2016年1月にサービスを開始し、東京・大阪・沖縄にオフィスを構えています。jinjer株式会社+1

提供しているのは、人事労務・勤怠管理・給与計算・人事評価・サーベイ・データ分析といった人事業務を、一つのデータベースで管理できるクラウドサービスです。オンプレ型の人事システムや、バラバラに導入された勤怠・給与・人事評価ツールを、「一元管理で置き換える」のがコンセプトと言えます。

サービス開始から8年で、人事労務管理・勤怠管理・給与計算・経費精算など複数のプロダクトを提供し、累計導入社数は18,000社を超えています。

営業目線で言うと、

  • 単体プロダクトではなく「人事領域の統合基盤」を売る会社
  • 中堅規模(従業員100〜300名)を中心にシェアを伸ばしている
  • 人事データをためて「戦略人事」に活かす、というストーリーで提案できる

といったポジションのSaaSです。

ビジネスモデルと収益構造

ビジネスモデルは、典型的なBtoBサブスクリプション(ストック収益)型です。料金の細かい単価体系は公開情報だけではわかりませんが、公式サイトや代理店向けページを見る限り、

  • 利用ユーザー数や従業員数に応じた月額課金
  • プロダクトごとの追加ライセンス(勤怠・給与・人事評価など)
  • 初期導入支援費用(推測)

といった構造だと考えられます。ジンジャー(jinjer)|クラウド型人事労務システム+1

ARRやMRRといった具体的な数値は、非上場企業のため公表されておらず「わからない」のが正直なところです。ただし、

  • サービス開始から8年で18,000社超の導入
  • 採用情報やオフィス拡大、従業員数509名(2025年5月時点

といった情報から、「売上は右肩上がりで成長している可能性が高い」と推測できます。

どんな顧客に選ばれているのか

ITRの市場調査レポートでは、「人事管理市場における従業員100~300人未満の企業規模」で、2022年度・2023年度の売上金額シェアが2年連続No.1とされています。ジンジャー(jinjer)|クラウド型人事労務システム

このあたりから、

  • 従業員100〜300名クラスの中堅企業
  • 拠点・店舗がある程度多く、人事労務が複雑化している会社
  • これまでオンプレや紙・Excelで運用してきた企業

といったターゲットへの刺さりが強いことが分かります。


参考URL
・jinjer公式サイト:https://jinjer.co.jp/
・jinjer 会社概要:https://jinjer.co.jp/company/
・統合型人事システム「ジンジャー」サービス紹介:https://jinjer.co.jp/service/
・クラウド型人事労務システム「ジンジャー」公式サイト:https://hcm-jinjer.com/
・サービス開始8周年・導入社数18,000社超のリリース:https://jinjer.co.jp/news/post-8151/
・人事管理市場シェアNo.1に関するリリース:https://hcm-jinjer.com/news/153131/


jinjerのプロダクトラインナップと特徴

ここからは「自分が実際に売ることになる商材」をイメージしやすいよう、プロダクト別に整理します。

人事労務:従業員データを集約する「ジンジャー人事労務」

「ジンジャー人事労務」は、従業員情報や組織データを1つのデータベースに集約し、入社〜退職までの情報を一元管理するシステムです。ジンジャー(jinjer)|クラウド型人事労務システム+1

特徴としては:

  • 入社書類・社会保険手続き・年末調整などの書類をペーパーレス化
  • 従業員マスタを柔軟にカスタマイズできる(健康診断結果・面談記録など)
  • 複数プロダクトの“情報の起点”になる

といった点が挙げられます。

営業トークのイメージ

  • 「人事情報がシステムごとにバラバラになっていませんか?」
  • 「人事労務・勤怠・給与で、同じ従業員情報を三重管理していませんか?」
  • 「ジンジャー人事労務を“マスタ”にすることで、二度打ち・転記ミスをなくせます」

既に勤怠や給与システムを導入している企業には、「人事マスタの一元化+既存システムとの連携」という切り口で話がしやすいプロダクトです。

勤怠管理:打刻〜シフトまでカバーする「ジンジャー勤怠」

勤怠管理システムでは、

  • 打刻(PC・スマホ・打刻機など多様な手段)
  • 残業時間の自動集計
  • 休暇・残業・各種申請ワークフロー
  • シフト管理・36協定対応

など、一通りの機能を搭載しています。jinjer株式会社+1

営業トークのイメージ

  • 「打刻方法がバラバラで、集計に毎月数日かかっていませんか?」
  • 「36協定違反にヒヤッとしたことはありませんか?」
  • 「ジンジャー勤怠なら、最新の労基法に沿ったアラートも自動で出せます」

競合のジョブカンやKING OF TIMEと比べると、勤怠単体での“尖った機能”というより、「人事労務・給与と一気通貫でつながる点」が売りどころです。

給与計算:人事・勤怠と連動する「ジンジャー給与」

「ジンジャー給与」は、人事・勤怠のデータを自動で連携し、給与計算・賞与計算・月変・年末調整などを行うクラウド型給与システムです。jinjer株式会社+1

営業トークのイメージ

  • 「勤怠データのCSVを手作業で取り込み、毎月チェックしていませんか?」
  • 「ジンジャーなら、人事・勤怠と自動連携し、給与計算に必要なデータがそのまま流れます」
  • 「年末調整もシステム内で完結できるので、紙の回収・チェックは不要になります」

特に、従業員数が100名を超えたあたりから、給与業務の負荷は一気に上がります。ここを「ジンジャーの一連のプロダクトでまとめて効率化する」提案は、営業としてもわかりやすいストーリーです。

タレントマネジメント・人事評価

jinjerは、2024年1月に「ジンジャー人事評価」の販売を開始し、タレントマネジメント領域にも本格参入しています。jinjer株式会社+1

  • 人事評価・目標管理(MBO・OKRなど)
  • 従業員サーベイ
  • データ分析(離職リスク・ハイパフォーマー分析など、今後の拡張も含めて)

といった領域をカバーしつつ、「人事労務・勤怠・給与と同じデータベース上で動く」ことが差別化ポイントです。

カオナビやHRBrainのような“タレントマネジメント専業”と比べると、機能の細かさでは劣る部分もあると推測されますが、人事情報が最初から統合されている点は大きな武器です。

競合排除トークのイメージ

  • 「評価やタレント管理だけを別製品で導入すると、マスタ連携がいつまでも課題になります」
  • 「ジンジャーなら、評価データと人事・勤怠・給与が同じテーブルに乗るので、“活躍人材の条件”を分析しやすくなります」

AI機能:人事問い合わせAI・履歴書読み取りAI・AIエージェント戦略

jinjerは生成AIの活用にも積極的です。

営業トークのイメージ

  • 「人事への問い合わせ対応で、毎日数時間取られていませんか?」
  • 「AIが就業規則や勤怠ルールを参照して、従業員からの問い合わせに自動回答します」
  • 「履歴書の情報を手入力する必要はありません。AIが読み取り、従業員データを自動登録します」

AIをフックに提案することで、「単なる効率化ツール」ではなく、「人事の働き方を変えるソリューション」として訴求しやすくなっています。


参考URL
・クラウド型人事労務システム「ジンジャー」:https://hcm-jinjer.com/
・ジンジャー人事労務 製品ページ:https://hcm-jinjer.com/jinji/
・事業・サービス紹介:https://jinjer.co.jp/service/
・サービス開始8周年・導入社数18,000社超のリリース:https://jinjer.co.jp/news/post-8151/
・AIエージェント戦略発表のリリース:https://jinjer.co.jp/news/post-14509/
・人事問い合わせAI機能に関するPR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000404.000089626.html


HRテック市場とjinjerのポジション

「この会社、そもそも市場自体は伸びているの?」という視点も、転職検討では重要です。

HRテック市場は右肩上がり

複数の調査を見ると、日本のHRテック/HRTechクラウド市場は高い成長率で拡大しています。

  • HRTechクラウド市場(4分野合計)は、2023年度に1,077億円(前年比134.4%)、2024年度は1,385億円(前年比128.5%)の見込みミック経済
  • 別の調査では、2022年度の国内HR Tech市場規模が約2,654億円、2027年度には約5,660億円に拡大する予測CREX | CREXコーポレートサイト

いずれのデータでも、

  • 高い成長率
  • 中期的にも拡大トレンドが続く見込み

という点では一致しています。

成長要因としては、

  • 働き方改革・人的資本経営への対応
  • リモートワーク・多様な働き方の普及
  • 少子高齢化による労働力不足
  • ペーパーレス化・DX投資の加速

などが挙げられており、「人事・労務領域のクラウド化」は、今後も優先度の高い投資テーマであり続けると考えられます。

jinjerのポジション:中堅企業を軸にシェア拡大

先ほど触れた通り、ITRの市場レポートでは「従業員100〜300人未満の企業規模で人事管理市場シェアNo.1」を獲得しており、このゾーンに強みを持つプレイヤーだと言えます。ジンジャー(jinjer)|クラウド型人事労務システム

  • 中小企業向けのシンプルなクラウド勤怠
  • 大企業向けの大規模人事システム

の“すき間”を狙い、「統合型で、かつ比較的導入しやすい」ポジションを築いているイメージです。


参考URL
・HRTechクラウド市場に関する調査レポート(MIC):https://mic-r.co.jp/mr/03350/
・HR Tech市場規模と今後の動向まとめ記事:https://crexgroup.com/ja/recruit/tools/hr-tech-market-size-trends/


主要競合サービスとの比較イメージ

ここではざっくりと、代表的な競合との比較イメージを整理します(細かな機能差は随時アップデートが必要です)。

項目jinjerSmartHRジョブカン
中心領域人事労務+勤怠+給与+評価(統合)人事労務・タレントマネジメント勤怠管理・シフト・給与など
ターゲット規模100〜300名クラス中心(強み)中小〜中堅中小〜中堅
強み単一データベースで一元管理UI/UX・人的資本情報の開示支援価格とシンプルさ
差別化の軸「統合型人事システム」としての一貫性人的資本経営・タレントマネジメント勤怠単体・コスパ
AI活用人事問い合わせAI・履歴書読み取りAI書類作成の自動化などまだこれからの領域(2025年時点は推測)

※SmartHR・ジョブカンの詳細は、それぞれの公式サイトやIR情報を参照してください。

jinjer側の競合排除トーク例

  • 「すでに勤怠・給与・人事評価がバラバラな企業には、“一度データを統合しませんか?”という切り口」
  • 「SmartHRなどと迷っている場合には、人事労務〜勤怠〜給与の一気通貫性を強調」
  • 「ジョブカンなど“安くてそこそこ良い”勤怠と比較する場合には、“どうせ人事データを活かすなら、マスタから統合できる方が中長期的に得です”という訴求」

参考URL
・クラウド型人事労務システム「ジンジャー」:https://hcm-jinjer.com/
・ITR Market View:人事・給与・就業管理市場2025に関するリリース:https://hcm-jinjer.com/news/153131/

競合比較詳細:ジンジャーが勝ちやすい土俵/負けやすい土俵

「ジンジャー 競合」で見られがちなのは、概ねこの並びです。

  • 労務:SmartHR、freee人事労務、マネーフォワードクラウド
  • 勤怠:KING OF TIME、ジョブカン等
  • 給与:freee、マネフォ、各給与ソフト
  • タレマネ:カオナビ等(※ここは別軸)

ここでは“比較されやすい”代表どころに絞ります。

競合比較表(ざっくり俯瞰)

※各社ともプランにより範囲は変わります。詳細は要確認です。

観点ジンジャーSmartHRfreee人事労務マネーフォワードクラウドKING OF TIME
基本思想統合型(Core HR DB)jinjer株式会社労務手続き中心のクラウド(入社・年末調整等)会計など周辺と連携しやすい人事労務スイートバックオフィススイートの一部として提供勤怠に強い(シェアNo.1主張あり)
強みの出し方“業務を線で繋ぐ”提案がしやすいjinjer株式会社手続き/書類業務の効率化で刺さりやすい給与・勤怠などと一体提案が可能会計含めた一気通貫の絵が描ける勤怠だけの置換で決裁が速い傾向(推測)
注意点既存の組合せが強い会社は置換が難しい労務以外は別製品比較になりやすいfreee経済圏の好みで左右されやすい(推測)マネフォ既存導入の有無で有利不利(推測)給与・労務まで広げると別比較に

競合排除トーク(“言い方”の型だけ持っておく)

相手製品を否定しすぎると逆効果なので、**「合う状況の違い」**で切り分けるのが安全です。

vs SmartHR(例)

  • 「手続きの効率化が最優先ならSmartHRは強いです」
  • 「ただ、勤怠→給与→申請まで“つながり”を作るなら、統合基盤で見た方が早いです」jinjer株式会社
  • 「データの正本が散ると、結局“最後にExcel”になりますよね」

vs KING OF TIME(例)

  • 「勤怠だけを最速で置き換えるなら、勤怠専業の勝ち筋はあります」
  • 「一方で、勤怠締めの後に給与・申請・労務が残るなら、統合して“月次の山”を崩す方がROIが出ます」jinjer株式会社+1
  • 「将来的に拠点や雇用形態が増えるほど、つながりの差が効きます」

参考URL(章の根拠)


業績・成長ドライバーと「第二創業期」

jinjerは非上場のため、売上高やARRなどの詳細な数字は開示されておらず「わからない」部分が多いです。その前提で、公開情報から読み取れる範囲を整理します。

導入社数・従業員数からみる成長

SaaS企業で従業員500名規模は、すでに「中堅〜準大手クラス」のサイズ感です。特にHRテックという競争の激しい領域で、これだけの導入社数と人員規模を持っていることは、一定のプロダクトマーケットフィットを示していると考えて良さそうです。

AI・タレントマネジメント領域への拡張

成長ドライバーとしては、以下のような点が挙げられます。

HRTechクラウド市場全体でも、「複数プロダクトを絡めた人事トータルソリューション」「AIによる機能拡充」が市場拡大要因とされています。ミック経済+1

このトレンドにしっかり乗りにいっている、という意味では、事業戦略は市場の方向性と噛み合っていると言えます。

「第二創業期」というキーワード

jinjerは、採用広報などで「第二創業期」という表現を使っており、資金調達やスピンアウトを経て、組織・戦略の再構築を進めているフェーズとされています。en-courage+1

  • ネオキャリアからのスピンアウト企業であること
  • 創業から数年で51億円の資金調達を実施したこと(採用向け資料より)en-courage

などから、「一度プロダクト・組織を形にしたうえで、改めてスケールフェーズに入っている」状態だと考えられます(推測ですが)。


参考URL
・サービス開始8周年・導入社数18,000社超のリリース:https://jinjer.co.jp/news/post-8151/
・jinjer 会社概要・従業員数:https://jinjer.co.jp/company/
・採用向け企業紹介ページ(事業成長・組織フェーズ):https://app.en-courage.com/companies/01GHZ0Z1NE9HA9HG0PMB7FYZCP


jinjerの将来性とリスク要因

ここが、転職検討者にとっていちばん気になるポイントだと思います。

将来性が期待できるポイント

  1. 市場全体がまだ伸びている
    HRテック市場・HRTechクラウド市場は、2024年度以降も高い成長率が予測されており、2027年時点でも大きな拡大余地があるとされています。ミック経済+1
  2. 統合型人事システムとしてのポジション
  3. 中堅企業セグメントでのシェア
    従業員100〜300人規模の人事管理市場で2年連続シェアNo.1という実績は、特定のレンジで強いポジションを築けている証拠です。ジンジャー(jinjer)|クラウド型人事労務システム
  4. AI活用の積極性
    人事問い合わせAIや履歴書読み取りAIがすでにかなりの利用実績を持ち、AIエージェント戦略も打ち出されていることから、今後も「AI×人事データ」での強化が期待できます。jinjer株式会社+2プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+2

営業としては、「この会社で売ることで、AIを活用したHR SaaSのど真ん中を経験できる」点はキャリア的にもプラスに働くでしょう。

リスク・課題として押さえておきたい点

一方で、口コミや市場環境を見ると、リスクもはっきり存在します。

  1. プロダクトの完成度に関する厳しい口コミ
    転職会議やOpenWorkには、「システムが未熟で顧客要件を満たせないケースがある」「給与計算や年末調整でシステム起因のミスが起きた」といった厳しい声も投稿されています。転職会議+1 SaaSではどの企業でも起こりうる話ですが、「現場へのしわ寄せ」が営業やCSに来る可能性はあると考えておいた方が良いです。
  2. 給与水準・福利厚生に対する不満の声
    • 給与水準が低め
    • インセンティブやボーナスが乏しい時期があった
    • 福利厚生はほぼ期待できない
    などのコメントも見られます(ただし、時期や部署により差があり、一部ではインセンティブ制度が導入されたという口コミもあります)。転職会議+4OpenWork+4OpenWork+4
  3. 組織文化の相性
    「ネオキャリアの色が強い」「体育会系で合う人と合わない人がはっきり分かれる」といった声もあり、カルチャーフィットの見極めは必要です。OpenWork+1
  4. 競合環境の厳しさ
    SmartHR・マネーフォワード・ジョブカン・freee人事労務など、強力な競合が多数存在します。価格・機能・ブランドで優位なプレイヤーも多く、「競合に勝ち切る営業力」が求められるのは間違いありません。

これらはすべて口コミベースであり、「全社員が同じ状況」とは限りませんが、転職前に目を通しておくべき情報です。


参考URL
・OpenWork(jinjerの口コミ一覧):https://www.openwork.jp/company.php?m_id=a0C2x00000WG3QI
・転職会議(jinjerの口コミ・評判):https://jobtalk.jp/companies/10427322
・jinjerの退職理由に関する口コミ(一例):https://www.openwork.jp/company_answer.php?m_id=a0C2x00000WG3QI&q_no=8
・jinjerの事業の将来性・成長性に関する口コミ(一例):https://jobtalk.jp/companies/10427322/answers?question_codes=sales

・転職会議(jobtalk)の口コミ(「システムが未熟」等の投稿例):https://jobtalk.jp/companies/10427322/answers/7596672
・転職会議(jobtalk)の口コミ(退職理由ページ内の同趣旨記載例):https://jobtalk.jp/companies/10427322/answers/7596673
・ITトレンド(利用者レビュー:不具合・メンテ後の打刻不可などの指摘):https://it-trend.jp/turnover_prevention/13108/review/22273
・jinjerヘルプセンター(年末調整の計算ロジック不具合の告知):https://jinjer.zendesk.com/hc/ja/articles/53029927038873–%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E7%B5%A6%E4%B8%8E-%E5%B9%B4%E6%9C%AB%E8%AA%BF%E6%95%B4%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%AA%BF%E7%B5%A6%E4%B8%8E%E9%A1%8D%E3%81%AE%E8%A8%88%E7%AE%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%8C%E8%AA%A4%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B


営業職から見たjinjerで働くメリット・デメリット

最後に、「営業としてここで働く価値があるか?」を整理します。

メリット:身につくスキル・経験

口コミや事業内容から、営業として得られそうな経験は次の通りです。

  • 中堅企業向けのSaaS提案力
    従業員100〜300名クラスは、SaaSでもっともボリュームゾーンです。このレンジへの提案経験は、他のSaaS企業への転職でも評価されやすいです。ジンジャー(jinjer)|クラウド型人事労務システム
  • 人事・労務ドメインの知識
    勤怠・給与・人事評価・人材データベースなど、制度や法律も絡む領域を扱うため、提案にはある程度の専門性が必要です。このドメインは他社HR SaaSでも横展開が効きます。
  • プロダクトの幅を活用したソリューション営業
    ジンジャーは複数プロダクトを抱えているため、単体の「点売り」ではなく、クロスセル・アップセルを前提にした提案経験が積めます。ジンジャー(jinjer)|クラウド型人事労務システム+1
  • 急成長フェーズのSaaS営業経験
    「急成長中のSaaS市場で、多様な業界のお客様と向き合いながら提案でき、自己成長実感が大きい」というポジティブな口コミもあります。転職会議

デメリット・注意点

一方で、注意すべき点もはっきりあります。

  • 給与・福利厚生に対する満足度は分かれる
    「給与水準が低い」「福利厚生が薄い」という口コミは繰り返し見られます。年収面を最優先する場合は、他のSaaS企業(上場企業など)と比較したうえで判断した方が良さそうです。OpenWork+2OpenWork+2
  • プロダクト課題のしわ寄せがくる可能性
    システムの不具合や仕様不足が、営業・CSの負担につながる可能性があります。顧客のクレーム対応や、仕様説明の難しさを厭わない人向きです。転職会議+1
  • カルチャーとの相性
    「体育会系」「ネオキャリア色が強い」といった表現に違和感がある場合は、面接時の空気感を慎重に見極めた方が安全です。OpenWork+1

こんな人には「アリ」

  • 中堅〜準大手企業向けのSaaS営業を経験したい
  • HRテック・人事領域の専門性を高めたい
  • 統合型SaaS×AIというテーマに興味がある
  • 高年収よりも「成長機会とスキル」を重視したい

こんな人は慎重に

  • 年収・福利厚生を最優先したい(特に30代以降)
  • 安定した大企業文化の中で働きたい
  • プロダクトの仕様変更や不具合対応がストレスになりやすい

参考URL
・jinjerの仕事の魅力・やりがいに関する口コミ:https://jobtalk.jp/companies/10427322/answers/7999144
・jinjerの退職検討理由に関する口コミ:https://www.openwork.jp/company_answer.php?m_id=a0C2x00000WG3QI&q_no=8
・jinjerのワークライフバランスなどの口コミ一覧:https://jobtalk.jp/companies/10427322/answers


まとめ:jinjerは転職先として「アリ」か?

まとめると、jinjerは、

  • 成長中のHRテック市場の中で
  • 統合型人事システムというポジションを取り
  • 中堅企業セグメントで一定のシェアを持ちながら
  • AIを活用した新機能にも積極投資している

という意味で、「事業とプロダクトの将来性は十分にあるSaaS企業」です。ミック経済+2ジンジャー(jinjer)|クラウド型人事労務システム+2

一方で、

  • プロダクトの成熟度に関する厳しい口コミ
  • 給与・福利厚生に対する不満の声
  • 組織文化の好き嫌いが分かれやすい点

といったリスクも見逃せません。OpenWork+3転職会議+3転職会議+3

SaaS転職を検討している20〜30代の営業職にとっては、

  • 「HRテック×統合型SaaS×AI」というホットなテーマを経験したい
  • 中堅〜準大手への提案力と、HRドメインの専門性を付けたい

といったキャリア軸があるなら、十分に「検討する価値がある企業」と言えます。

最終的には、

  1. 競合SaaS(SmartHR・マネーフォワード・ジョブカン・カオナビ・HRBrainなど)との比較
  2. 年収・働き方に関する期待値のすり合わせ
  3. 面接で感じるカルチャーフィット

この3つを踏まえて、「自分の3〜5年後のキャリアにとって最適か?」という視点で判断していくのがおすすめです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次