結論:SaaS面接の逆質問は「職種のKPI」と「事業の勝ち筋」に刺さると通過率が上がります
SaaS面接の逆質問は、雑談ではありません。
面接官は逆質問で「この人は入社後に成果を出せるか」を見ます。
刺さる逆質問は、だいたい次の2種類です。
- 職種の成果指標(IS/FS/CSのKPI)に直結する質問
- プロダクト・市場・競合から導いた“勝ち筋”の仮説質問
一方で、待遇や残業“だけ”を聞くと評価が落ちやすいです。
聞くなら「成果の出し方」とセットで聞くのが安全です。
参考URL:
・ARRの定義(Stripe):https://stripe.com/en-jp/resources/more/what-is-annual-recurring-revenue-a-guide-for-saas-businesses
・ARRの定義(Salesforce):https://www.salesforce.com/sales/revenue-lifecycle-management/annual-recurring-revenue-arr/
・NRRの定義(Stripe):https://stripe.com/resources/more/net-revenue-retention
・Net Retentionの考え方(Gainsight):https://www.gainsight.com/glossary/entry/net-retention/
そもそも逆質問で見られていること
逆質問は「知りたいことを聞く場」でもあります。
ただ、採用側はそれ以上に次を見ています。
逆質問の評価ポイントは3つです
- 事業理解:プロダクト価値や市場を理解しているか
- 再現性:成果の出し方が言語化できるか
- 相性:働き方・文化・意思決定に合うか
SaaSはストック収益です。
だから「売って終わり」ではありません。
IS/FS/CSの連携で継続収益を伸ばします。
この構造を理解している質問は強いです。
逆に、調べれば分かる質問は弱いです。
参考URL:
・Japan SaaS市場規模の見立て(One Capital):https://onecapital.jp/en/perspectives/japan-saas-insights-en-2025
・経産省 デジタル経済レポート(PDF):https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/digital_economy_report/digital_economy_report.pdf
面接前にやるべき準備:IR・ニュースから「仮説」を作る
SaaSの逆質問は、準備で9割決まります。
特に効くのは「一次情報→仮説→質問」の順です。
一次情報で見るべき場所
- IR(上場企業):決算説明資料、成長戦略、KPI
- ニュースリリース:新機能、提携、ターゲット拡張
- 導入事例:誰の課題を、どう解き、何が成果か
- 採用情報:組織体制、求める人物像、ミッション
非上場だと数値が公開されない場合があります。
その場合は、わからないと割り切るのが安全です。
代わりに「顧客セグメント」「競合」「勝ち筋」を見ます。
逆質問に変換する型
- 事実:決算資料やリリースで見たこと
- 仮説:なぜそうしているのか
- 検証:現場ではどう判断しているか
- 貢献:自分がどう貢献できるか
これで“深い人”に見えます。
参考URL:
・Sansan 決算説明会資料:https://ir.corp-sansan.com/ja/ir/library/presentation.html
・freee IRライブラリ:https://corp.freee.co.jp/ir/library/
・HENNGE IRライブラリ:https://hennge.com/jp/ir/library/
・スマレジ 決算情報:https://corp.smaregi.jp/ir/library/financial-results.php
面接フェーズ別:一次・二次・最終で刺さる逆質問は違います
同じ質問でも、出すタイミングが重要です。
フェーズごとに“面接官の関心”が違うからです。
フェーズ別の狙い(ざっくり表)
| フェーズ | 面接官が見たいこと | 刺さる質問の方向 |
|---|---|---|
| 一次(現場) | 再現性、立ち上がり | KPI・プロセス・育成 |
| 二次(部門責任者) | 課題設定、優先順位 | 重点テーマ・ボトルネック |
| 最終(役員) | 勝ち筋、投資、リスク | 市場・競合・中期戦略 |
一次は「現場のリアル」を聞くのが強いです。
最終は「事業の意思決定」を聞くのが強いです。
参考URL:
・IDC 国内パブリッククラウド市場予測(PR):https://my.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ53205625
・IDC Japan IT市場のブログ(参考):https://www.idc.com/resource-center/blog/resource-region/3_430/
職種別に“受かる確率が上がる”逆質問の考え方
ここが本題です。
IS/FS/CSは、評価されやすい論点が違います。
3職種の違い(先に全体像)
| 職種 | 主なミッション | 逆質問で刺さる軸 |
|---|---|---|
| IS | 商談創出の再現性 | SQL定義、商談化率、連携 |
| FS | 受注の再現性 | 勝ち筋、競合排除、稟議突破 |
| CS | 継続・拡張の再現性 | NRR/チャーン、オンボーディング |
SaaSはストックなので、CSが重要です。
ただし売上を作るのはFSです。
商談供給はISです。
この連鎖を理解した質問は評価されやすいです。
参考URL:
・NRRの定義(Stripe):https://stripe.com/resources/more/net-revenue-retention
・NRRの解説(First Round glossary):https://review.firstround.com/glossary/net-revenue-retention-nrr-definition/
【IS向け】刺さる逆質問15選(インサイドセールス)
ISは「商談を増やす」だけでは弱いです。
SaaSでは「勝てる商談を増やす」が重要です。
ISで評価される逆質問の方向
- SQLの定義が明確か
- 商談化率の改善余地を見ているか
- マーケ・FSとの連携を理解しているか
- 型化と育成の仕組みを気にしているか
そのまま使える逆質問(一次〜二次向け中心)
KPI・定義(刺さりやすい)
- 「貴社のSQL定義を教えてください。失注に近い商談を減らすために、どんな運用をしていますか」
- 「接続率と商談化率のボトルネックはどこにありますか」
- 「架電数より質を重視する場面はありますか。判断基準を知りたいです」
- 「BDR/SDRの役割分担はどう設計していますか」
マーケ連携(差がつく)
5. 「MQLの質を上げるために、IS側からマーケへ提案する機会はありますか」
6. 「リードの優先順位付けは何で決めていますか。ICPは定義されていますか」
7. 「展示会やウェビナー後の追客設計で、勝ちパターンはありますか」
FS連携(現場で刺さる)
8. 「商談の受け渡し条件は何ですか。受注率が高い商談の共通点も知りたいです」
9. 「FSから“こういう情報が欲しい”と言われるポイントは何ですか」
10. 「商談前の仮説整理はどこまでISが担いますか」
型化・育成(再現性アピール)
11. 「オンボーディング期間の目安と、最初に求められる成果は何ですか」
12. 「トップISのトークの共通点は何ですか。スクリプト運用はありますか」
13. 「品質を担保するための録音レビューやコーチング体制はありますか」
リスク確認(誠実に聞ける)
14. 「リード不足の時期はありますか。その際にISは何を優先しますか」
15. 「ISが疲弊しやすい要因は何ですか。改善に取り組んでいますか」
参考URL:
・スマレジ 決算情報(KPIの読み方の例):https://corp.smaregi.jp/ir/library/financial-results.php
・HENNGE IRライブラリ(資料・動画・Q&Aの例):https://hennge.com/jp/ir/library/
【FS向け】刺さる逆質問20選(フィールドセールス)
FSは「受注できる人」に見えると強いです。
そのためには、勝ち筋を質問で示すのが有効です。
FSで評価される逆質問の方向
- パイプラインの前進条件を理解している
- 競合排除の型を持てそう
- 稟議や意思決定の壁を想定している
- 価格・導入難度の論点を避けずに触れる
そのまま使える逆質問(一次〜最終まで対応)
営業プロセス(一次で強い)
- 「商談ステップごとの主要な前進条件は何ですか」
- 「失注理由で多いパターンは何ですか。直近で変化はありますか」
- 「案件の停滞はどのフェーズで起きやすいですか」
- 「直販とパートナー比率はどの程度ですか。役割の違いも知りたいです」
競合排除(差がつく)
5. 「競合と比較される場面で、最後に勝ち切る論点は何ですか」
6. 「価格で負けそうな時に、どの価値を軸に再提案しますか」
7. 「競合が強いセグメントはどこですか。あえて狙わない判断もありますか」
8. 「プロダクトの弱点は何ですか。営業はどう補いますか」
導入・稟議(受注のリアル)
9. 「稟議で詰まりやすい論点は何ですか。意思決定者は誰になりがちですか」
10. 「導入までの平均リードタイムと、短縮の工夫を教えてください」
11. 「セキュリティチェックや法務対応は誰が支援しますか」
数字・評価(聞き方が重要)
12. 「成果を出している方の行動量ではなく、行動“品質”の共通点は何ですか」
13. 「目標達成の再現性を作るために、どんな商談レビューをしていますか」
14. 「評価制度で重視されるのは受注額ですか。NRR寄りの評価もありますか」
15. 「インセンの設計思想を教えてください。短期と中長期の両立が気になります」
テレアポ有無(角を立てない)
16. 「商談獲得は主にIS起点ですか。FSのアウトバウンド比率も知りたいです」
17. 「アウトバウンドをやる場合、勝ちパターンの業界や条件はありますか」
最終面接向け(事業の勝ち筋)
18. 「今後2〜3年で最も重要な投資領域はどこですか」
19. 「価格競争が強まった時、何で差別化し続けますか」
20. 「解約やダウングレードの主要因は何ですか。営業ができる対策はありますか」
参考URL:
・Sansan 決算説明会資料(戦略・KPIの例):https://ir.corp-sansan.com/ja/ir/library/presentation.html
・freee IRライブラリ(成長戦略・課題の例):https://corp.freee.co.jp/ir/library/
・ARRの定義(Stripe):https://stripe.com/en-jp/resources/more/what-is-annual-recurring-revenue-a-guide-for-saas-businesses
【CS向け】刺さる逆質問15選(カスタマーサクセス)
CSは「継続・拡張」が本丸です。
だからKPIはNRRやチャーンに寄りやすいです。
CSで評価される逆質問の方向
- 解約理由を因数分解できそう
- オンボーディングを設計できそう
- タッチモデルを理解している
- PdM/開発と連携できそう
そのまま使える逆質問(一次〜二次向け中心)
KPI・運用(刺さりやすい)
- 「CSの最重要KPIは何ですか。NRRとチャーンはどう追っていますか」
- 「解約理由で多い要因は何ですか。プロダクト要因と運用要因の比率感も知りたいです」
- 「ヘルススコアはありますか。どの行動が改善に効きますか」
オンボーディング(即戦力感)
4. 「オンボーディングの到達定義は何ですか。価値実感までの期間も知りたいです」
5. 「導入初期でつまずきやすいポイントは何ですか」
6. 「導入支援とCSの役割分担はどうなっていますか」
タッチモデル(向き不向きの判断)
7. 「ハイタッチとテックタッチの比率はどの程度ですか」
8. 「担当社数の目安と、成功している運用パターンを教えてください」
拡張・提案(NRRに直結)
9. 「アップセルはどのタイミングで発生しやすいですか。CS主導ですか」
10. 「プラン変更や追加機能提案で重視する“導入効果”は何ですか」
開発連携(差がつく)
11. 「CSの声はどのように開発へ届きますか。優先順位の決め方も知りたいです」
12. 「直近のプロダクト課題は何ですか。改善のロードマップはありますか」
リスク確認(誠実に聞ける)
13. 「解約が増えやすい顧客属性はありますか。最初から避ける判断はありますか」
14. 「CSが疲弊しやすい構造はありますか。改善策は進んでいますか」
15. 「サポートとCSの境界が曖昧になりやすいですが、線引きはありますか」
参考URL:
・NRRの定義(Stripe):https://stripe.com/resources/more/net-revenue-retention
・Net retentionの要素(Gainsight):https://www.gainsight.com/glossary/entry/net-retention/
・NRRの解説(First Round glossary):https://review.firstround.com/glossary/net-revenue-retention-nrr-definition/
逆質問50選を「評価されるカテゴリ」別にまとめ(コピペ用)
ここからは、50問を使いやすく分類します。
職種の章で選んだ質問と被るものもあります。
ただ、一覧で見たい人向けに整理します。
カテゴリA:事業理解(市場・競合・勝ち筋)
- 「今後2〜3年で最も重要な投資領域はどこですか」
- 「競合優位性はどこにありますか。逆に弱点は何ですか」
- 「勝ちやすい顧客セグメントと、避けるべきセグメントはありますか」
- 「価格競争が起きた時、差別化は何で担保しますか」
- 「解約が増える局面はいつですか。兆しは何で見ますか」
- 「パートナー戦略の狙いは何ですか。直販との棲み分けはありますか」
- 「海外展開の意図はありますか。障壁は何だと見ていますか」
- 「プロダクト多角化の方針はありますか」
- 「今の成長を支える最大のドライバーは何ですか」
- 「直近の大きな失敗と、学びを教えてください」
カテゴリB:プロダクト理解(価値・差別化・ロードマップ)
- 「顧客が導入を決める最後の一押しは何ですか」
- 「導入事例で最も再現性が高い成功パターンは何ですか」
- 「プロダクトのロードマップ策定は誰が主導しますか」
- 「機能要望が多い領域はどこですか」
- 「使われない機能が出る時、原因はどこにありますか」
- 「プロダクトの提供価値を一言で言うと何ですか」
- 「競合比較で必ず聞かれる質問は何ですか」
- 「セキュリティや法務対応の強みは何ですか」
- 「導入の障壁が高い顧客の共通点は何ですか」
- 「プロダクトの課題を営業がどう補うべきですか」
カテゴリC:再現性(KPI・プロセス・育成)
- 「成果が出るまでのオンボーディングはどう設計していますか」
- 「トップパフォーマーの共通点は何ですか」
- 「商談レビューは何を見ていますか」
- 「失注理由の一次情報はどう集めていますか」
- 「KPIの定義で最も大事にしていることは何ですか」
- 「目標達成が難しい時、最初に変えるべき行動は何ですか」
- 「チームで“型化”している部分はどこですか」
- 「育成で詰まりやすい点はどこですか」
- 「評価制度で重視される行動は何ですか」
- 「成果が出ない人に共通する落とし穴は何ですか」
カテゴリD:組織・カルチャー(意思決定・評価・キャリア)
- 「意思決定は速いですか。遅くなる要因は何ですか」
- 「現場が変えられる範囲はどこまでですか」
- 「部門間で揉めやすいテーマは何ですか」
- 「その課題をどう改善していますか」
- 「評価の透明性はどう担保していますか」
- 「昇格の要件は何ですか」
- 「営業→マネジメント以外のキャリアはありますか」
- 「組織が急拡大する中でのリスクは何ですか」
- 「カルチャーに合わない人の特徴はありますか」
- 「入社して驚くギャップは何が多いですか」
カテゴリE:聞きにくい論点を“角を立てず”確認
- 「成果を出す前提で、働き方の実態も知りたいです。繁忙期の波はありますか」
- 「商談獲得の分担を把握したいです。アウトバウンド比率はどの程度ですか」
- 「長く活躍するために、評価と報酬の思想を理解したいです」
- 「リソース不足が起きる時、どう優先順位を決めますか」
- 「残業が増える要因は何ですか。業務改善の取り組みはありますか」
- 「成果が出ない時、どんな支援を受けられますか」
- 「商談の移動や出張の頻度はどの程度ですか」
- 「顧客対応で炎上しやすいケースはありますか」
- 「CSとサポートの境界はどう引いていますか」
- 「内定前に、現場の方と話す機会はありますか」
参考URL:
・Sansan IRライブラリ(事業・KPIの読み解き用):https://ir.corp-sansan.com/ja/ir/library.html
・freee IRトップ(方針・資料の起点):https://corp.freee.co.jp/ir/
・スマレジ IRトップ(資料の起点):https://corp.smaregi.jp/ir/
「面接官に答えさせる質問」ではなく、あなたの仮説を先に置いて“検証する質問”**にすると、丸投げ感が消えて一気に評価が上がります。
以下は、本文の質問集をそのまま活かしつつ、**各質問に「意図(=あなたが何を示したいか/何を判断したいか)」**を付けたテンプレです。コピペして企業別に差し替えればOKです。
1) 丸投げに見えない「逆質問の型」5つ
型A:仮説検証型(最強)
「〇〇と理解しています(仮説)。実態としては合っていますか?もし違うなら、差が出るポイントはどこですか?」
- 面接官に丸投げせず、自分の理解→検証になる。
型B:意思決定の理由を聞く型
「〇〇を選んだ背景を知りたいです。比較した選択肢と、決め手は何でしたか?」
- **考え方(判断軸)**に踏み込める。
型C:成功要因の再現性を取りに行く型
「成果が出た事例の共通点を押さえたいです。再現性のある要因は何ですか?」
- 「運」ではなく再現性に寄る。
型D:リスク確認型(誠実に見える)
「リスクも理解した上で挑戦したいです。〇〇が起きるのはどんな条件ですか?予防策はありますか?」
- “良いことしか聞かない人”から脱却。
型E:自分の貢献につなげる型(最後に必ず)
「その前提なら、私は〇〇で貢献できそうです。入社初期は何から着手するのが最優先ですか?」
- 逆質問が自己PRに変わる。
2) IS/FS/CS別「質問 × 意図」セット(丸投げ回避版)
IS(インサイドセールス)
①「SQL定義」を聞く
質問(仮説付き)
「商談化率を上げるには、SQL定義の精度が重要だと考えています。貴社のSQL定義と、ブレを減らす運用(例:ディスカバリー項目や受け渡し条件)はどうなっていますか?」
意図(面接官に伝わること)
- 数字を聞きたいのではなく、**“勝てる商談を増やす設計思想”**を見ている
- 入社後に運用改善で成果を出すタイプだと示す
②「マーケ連携」を聞く
質問
「リードの量より質が重要だと思っています。MQL→SQLの歩留まりを上げる上で、現状のボトルネックはどこで、ISがマーケに返しているフィードバックはありますか?」
意図
- 部門間連携を理解している
- 目線が“架電数”ではなくファネル改善にある
③「オンボーディング」を聞く
質問
「立ち上がりを早くしたいです。オンボーディングで最初に身につけるべき型(トーク・優先セグメント・ヒアリング設計)は何ですか?」
意図
- “教えてください”ではなく、即戦力化の設計を確認している
- 入社後の再現性を取りに行っている
FS(フィールドセールス)
①「勝ち筋(競合排除)」を聞く
質問
「貴社が勝ちやすいのは〇〇セグメントだと理解しています(仮説)。競合と比較された時に、最終的に勝ち切る論点はどこで、逆に弱点になりやすいのはどこですか?」
意図
- 競合の話を振っても営業として戦える人に見える
- 強みだけでなく弱点も把握し、対策まで考える姿勢を示す
②「失注理由」を聞く
質問
「失注理由はプロセス改善の宝庫だと思っています。直近で多い失注理由は何で、前段で潰せる兆し(例:決裁者不在、比較軸のズレ)はありますか?」
意図
- 失注を責めるのではなく、再現性と改善に寄せている
- “受注できる人”より上の、受注率を上げる人に見える
③「稟議・意思決定」を聞く
質問
「稟議が最大の壁になりやすいと思っています。通りやすい稟議の型(決裁者・合意形成・導入効果の出し方)はどんなパターンですか?」
意図
- B2Bの現実を理解している
- 受注の最後を詰める力がありそうに見える
④「アウトバウンド有無」を丸投げにしない聞き方
質問
「商談創出の分担を理解したいです。成果を出す観点で、FSがアウトバウンドを担う場合はどんな条件(業界・規模・トリガー)が多いですか?」
意図
- “テレアポ嫌です”ではなく、勝てる条件を知りたいになる
- 配属後にギャップが起きにくい
CS(カスタマーサクセス)
①「NRR/チャーン」を聞く
質問
「CSはNRRに効かせる仕事だと理解しています。貴社ではNRRや解約率を改善する上で、今どこが最重要課題で、テコ入れしている施策は何ですか?」
意図
- 指標を知ってるだけでなく、改善のレバーを見に行く
- “サポート寄り”ではなく事業寄りCSに見える
②「オンボーディング」を聞く
質問
「価値実感までの設計が肝だと思っています。オンボーディングの到達定義と、つまずきやすいポイントは何ですか?先回りの仕組みはありますか?」
意図
- CSで成果を出す構造を理解している
- 課題を責めず、仕組みで解く人に見える
③「タッチモデル」を聞く
質問
「顧客セグメントによって最適な支援は変わると思っています。ハイタッチ/テックタッチの比率と、境界を決める基準は何ですか?」
意図
- 担当社数を聞きたいのではなく、設計思想を確認している
- 成果を出すための前提条件を押さえている
④「プロダクト改善連携」を聞く
質問
「解約理由がプロダクト要因の場合、改善の優先度が重要だと思います。CSの声がPdMに届く仕組みと、優先順位の決め方を教えてください」
意図
- CSを“現場対応”に閉じず、プロダクト起点で考える姿勢
- 事業成長への関心が伝わる
逆質問NG集:落ちやすい質問と“言い換え”
逆質問で落ちるのは、だいたいパターンがあります。
ここを避けるだけでも通過率は上がります。
NG1:公式サイトで分かることを聞く
例:「サービス内容を教えてください」
言い換え:「導入が進む業界で共通する課題は何ですか」
NG2:待遇だけを直球で聞く
例:「残業は少ないですか」
言い換え:「成果を出す前提で、繁忙期の波を知りたいです」
NG3:抽象的すぎる
例:「御社の強みは何ですか」
言い換え:「競合Aと比べた時、勝ち切る論点は何ですか」
NG4:面接官が答えられない
例:「来年の売上はどうなりますか」
言い換え:「今期の重点テーマと投資領域はどこですか」
参考URL:
・ARRの定義(Salesforce):https://www.salesforce.com/sales/revenue-lifecycle-management/annual-recurring-revenue-arr/
・NRRの定義(Stripe):https://stripe.com/resources/more/net-revenue-retention
最終面接で効く「締めの逆質問」テンプレ
最終面接は“覚悟”と“意思決定”がテーマになりやすいです。
ここで効くのは、期待値合わせの質問です。
- 「入社後3か月で、まず何を達成してほしいですか」
- 「活躍している人の共通点を、役員視点で教えてください」
- 「私を採用する上で懸念点があれば、率直に教えてください」
- 「その懸念を解消するために、何を見せれば良いですか」
この4つは、締めに強いです。
ただし言い方は柔らかくします。
参考URL:
・Sansan 決算説明会資料(戦略の言語化例):https://ir.corp-sansan.com/ja/ir/library/presentation.html
チェックリスト:面接直前に見返す5項目
最後に、逆質問を提出する前の確認です。
ここがズレると、良い質問も弱く見えます。
- その質問は「調べれば分かる」内容ではないか
- 事実(IR/ニュース/導入事例)を踏まえているか
- 職種のKPI(IS/FS/CS)に繋がっているか
- リスクや弱点も理解した上で聞いているか
- 最後に「自分の貢献」まで言えるか
この5つを満たすと強いです。
参考URL:
・HENNGE IRライブラリ(資料・Q&Aが揃う例):https://hennge.com/jp/ir/library/
・スマレジ 決算情報(資料・動画が揃う例):https://corp.smaregi.jp/ir/library/financial-results.php
まとめ:IS/FS/CSで“刺さる逆質問”を出し分ければ、面接突破の確率は上がります
SaaS面接の逆質問で強いのは、次の姿勢です。
- 職種のKPIを理解している
- 事業の勝ち筋を一次情報から仮説化できる
- 強みだけでなく、課題も見た上で質問できる
この3つが揃うと「一緒に働く絵」が浮かびます。
無理に尖った質問をする必要はありません。
納得感のある質問を、丁寧に積み上げれば十分です。
次アクションとしては、志望企業ごとに1枚で良いので、
「IRで見た事実→仮説→逆質問」をメモにすると強いです。
年収記事や競合比較記事にも繋げやすくなります。
参考URL:
・freee IRライブラリ:https://corp.freee.co.jp/ir/library/
・Sansan IRライブラリ:https://ir.corp-sansan.com/ja/ir/library.html
・One Capital Japan SaaS Insights(市場感):https://onecapital.jp/en/perspectives/japan-saas-insights-en-2025


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