ビザスクとは?企業概要とビジネスモデル
まずは「ビザスクってそもそも何の会社?」という疑問から整理します。
ビザスクはSaaS企業としての側面と、そうではない側面、どちらも持っている会社であり、ラクスやSansanなどの純粋なSaaS企業とは違う性質を持っています。
一言でいうと、ビザスクはエキスパートネットワーク×SaaS型プラットフォームで、企業と専門家の知見をつなぐサービスを展開している会社です。
ビザスクは東京発のスタートアップとして成長し、現在は東証グロースに上場しています。
2024年度通期の連結業績は、取扱高143億円・営業収益97億円、調整後EBITDA10億円と開示されています。Yahoo!ファイナンス
中期的には2029年度に取扱高300億円を目標に掲げており、まだ成長投資フェーズにある企業と言えます。Yahoo!ファイナンス+1
ビジネスの中核は「企業の課題」と「その分野のプロフェッショナル」を結びつけることです。
新規事業、M&A、投資判断、マーケティングリサーチなど、**意思決定の場面で必要な“生の声”**を専門家から集めるための仕組みを提供しています。
ビザスクの会社概要と沿革
ビザスクは「世界中の知見をつなぐプラットフォームをつくる」というミッションのもと事業を展開しています。Yahoo!ファイナンス
沿革をざっくり整理すると、以下の流れです。
- 日本発のエキスパートネットワークとして国内で事業開始
- 企業の新規事業・市場調査向けスポットインタビューサービスを拡大
- グローバル展開を加速するため、米国の大手エキスパートネットワーク「Coleman Research」を買収
- その後、のれんの減損を行いつつも、国内事業は堅調に成長
- 中期経営計画で「取扱高300億円」を掲げ、国内外での成長投資を継続中SBI証券
決算資料を見ると、「国内事業は堅調」「海外は収益性改善と選択と集中」というメッセージが繰り返し出ています。Yahoo!ファイナンス+1
そのため、日本市場でのポジションを強化しながら、グローバルでのポジション取りを進めているフェーズと理解するとわかりやすいです。
ビジネスモデル:エキスパートネットワーク×SaaSのハイブリッド
ビザスクのビジネスモデルは、ざっくり言うと以下の三層構造です。
- エキスパートネットワーク(スポットインタビューなどの案件収益)
- プロジェクト型・コンサルティング型の高付加価値案件
- SaaS型・サブスク型の継続課金プロダクト
決算資料や説明会資料では、取扱高・営業収益・調整後EBITDAを主要KPIとしており、取扱高は2024年度で143億円、翌年度予想は157億円を掲げています。Yahoo!ファイナンス+1
また、ビザスクは190カ国以上・60万人超のエキスパートネットワークを有していると説明されています。日本取引所グループ
これは国内競合に対して、グローバル案件や海外事業会社への対応力という面で大きな強みです。
営業職の目線でいうと、
- スポット案件で「短期売上」を作りつつ
- サブスク・プラットフォーム型で「ストック収益」を積み上げる
というハイブリッドなビジネスを売るイメージになります。
参考URL
ビザスク IRトップ(英語):https://corp.visasq.co.jp/en/ir
ビザスク IRトップ(日本語):https://corp.visasq.co.jp/ir
2024年度通期決算説明資料:https://finance-frontend-pc-dist.west.edge.storage-yahoo.jp/disclosure/20250411/20250411513894.pdf
個人投資家向け説明資料:https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/seminar/home_seminar_briefing_240417_visasq.pdf
ビザスクの主力プロダクトとサービスラインナップ
次に、「ビザスクは具体的にどんなサービスを売っているのか」を整理します。
ここが営業として転職を検討するうえで、一番イメージを持ちたい部分だと思います。
ビザスクの主なサービスは、以下のように整理できます。
- スポットインタビュー型:ビザスクinterview
- サブスク・セルフサービス型:ビザスクlite / now
- プロジェクト・調査・レポーティング型:各種プロジェクト支援サービス
決算資料や説明会資料では、**「総合知見プラットフォーム」**として、これらを組み合わせる戦略が語られています。Yahoo!ファイナンス+1
ビザスクinterview:スポットインタビューの中核サービス
ビザスクinterviewは、企業や投資家が「1時間ほど専門家に話を聞きたい」ときに利用するサービスです。
新規事業、業界リサーチ、顧客理解、競合分析など、用途は幅広いです。
典型的な流れはこんなイメージです。
- 顧客のテーマ確認
- 必要な専門領域の定義(例:国内SaaS市場経験者、元◯◯社の営業責任者など)
- エキスパート候補のピックアップと打診
- マッチング完了後、インタビュー実施
- 料金はインタビュー時間×単価で課金
営業トークとしては、例えばこんな切り口が使えます。
- 「二次情報だけでは見えない“現場の温度感”を短期間で集められます」
- 「コンサルに数百万円払う前に、まず数十万円のインタビューで仮説検証しましょう」
- 「投資判断前に、その業界で実際に働いてきた人の声を聞くことができます」
競合排除トークの例
- GLGなど外資プレイヤーと比較し、日本企業の案件ハンドリングに慣れている点を強調
- 国内外のハイブリッド案件でも、日本語・英語両方に対応できる点をアピール
- 「海外サービスは英語前提で、国内事業会社の細かいニュアンスが伝わりにくいことが多い」といった痛みを喚起
ビザスクlite / now:サブスク&セルフサービス型プロダクト
ビザスクliteとnowは、企業が継続的に専門家ネットワークを利用するためのプロダクトです。Yahoo!ファイナンス
- lite:一定数のクレジットを保有し、必要に応じて専門家インタビューを行うサブスクモデル
- now:5名以上の有識者から24時間以内に回答を得られる、スピード重視のQ&A型サービスYahoo!ファイナンス
営業としては、
- 「単発案件ではなく、年間を通じての“知見インフラ”として導入しましょう」
- 「新規事業や調査テーマごとに、毎回発注・契約する手間を省けます」
- 「事業部単位でアカウントを配布し、現場主導で知見を取りに行ける体制をつくりましょう」
といった提案がメインになります。
ここはSaaS営業に近い動き方で、利用データに基づいて活用を促すCS的な動きも求められます。
プロジェクト型支援・BPO的なサービス拡張
ビザスクは、インタビューだけでなく、調査設計・アンケート・レポーティングを含むプロジェクト型案件も増やしています。Yahoo!ファイナンス+1
- 新規市場の全体像調査
- 競合ベンチマーク
- 顧客インタビュー+サーベイの組み合わせ
- 投資先候補への調査レポート作成
など、**「調査会社に近い仕事」×「エキスパートネットワークの強み」**を組み合わせた領域です。
単価が大きくなる分、営業には以下のような力が求められます。
- 経営層・事業責任者の課題を言語化するヒアリング力
- プロジェクト設計を描き、社内チームと連携する力
- 長期的なリレーション構築とアップセル提案力
参考URL
2024年度第2四半期決算説明資料:https://finance-frontend-pc-dist.west.edge.storage-yahoo.jp/disclosure/20241015/20241015598074.pdf
2024年度通期決算説明資料:https://finance-frontend-pc-dist.west.edge.storage-yahoo.jp/disclosure/20250411/20250411513894.pdf
ビザスクの顧客ターゲットと利用シーン
「誰にどう売るのか」がわかると、営業としてのイメージがかなり鮮明になります。
ビザスクの顧客は、大きく分けて以下の2つです。
- 事業会社(新規事業・経営企画・マーケティングなど)
- コンサルティングファーム・金融機関・投資ファンド
決算説明資料でも、プロフェッショナルファームと事業会社の両輪で顧客を拡大していることが示されています。Yahoo!ファイナンス+1
事業会社(新規事業・経営企画)での活用パターン
事業会社での典型的なユースケースは以下の通りです。
- 新規事業の立ち上げ前に、市場の実態を知るためのインタビュー
- 競合企業や先行プレイヤーの元社員へのヒアリング
- 海外展開に向けた現地市場の“生の声”の収集
- 既存事業の価格戦略やチャネル戦略の検証
営業トークの例としては、
- 「社内だけでは出てこない視点を、同業他社や元競合の方から得られます」
- 「市場調査レポートには載っていない、現場の“温度感”を確認できます」
- 「海外市場のプレイヤーに、現地の実態を直接聞くことができます」
など、スピードと質の両立を訴求する形が有効です。
コンサル・金融機関での利用シーン
コンサルティングファームや金融機関では、ビザスクはもはや「調査インフラ」に近い立ち位置です。大和IR+1
代表的な利用シーンは以下です。
- 戦略コンサルによる市場調査・業界調査のヒアリング
- PEファンド・VCによる投資検討時のビジネスデューデリジェンス
- 証券アナリストによる上場企業の事業環境ヒアリング
GLGなどの外資系エキスパートネットワークも同様のニーズに応えています。Gerson Lehrman Group+1
その中でビザスクは、「日本拠点」「アジア案件への強み」を武器にシェアを伸ばしています。日本取引所グループ+1
参考URL
2024年度第3四半期決算説明資料:https://www.daiwair.co.jp/td_download.cgi?c=4490&i=2914238
2024年2月期 第2四半期決算説明資料:https://www2.jpx.co.jp/disc/44900/140120231013566651.pdf
競合比較:国内外エキスパートネットワークとの違い
ビザスクを理解するうえで外せないのが、競合とのポジション比較です。
ここでは代表的なプレイヤーとして、GLG(Gerson Lehrman Group)などの外資勢とざっくり比較してみます。
海外大手GLGとの比較
GLGは「世界最大級のエキスパートネットワーク」として知られており、100万名以上のエキスパートを抱えていると公表しています。Gerson Lehrman Group+1
一方ビザスクは、190カ国・60万人超のネットワークを持つとされています。日本取引所グループ
ざっくり比較すると、以下のようなイメージです。
| 項目 | ビザスク | GLG |
|---|---|---|
| 拠点 | 日本発、アジアを含むグローバル展開 | 米国発、完全グローバル |
| エキスパート数 | 60万人超 | 100万人超 |
| 強み | 日本企業向けサポート、アジア案件、日英バイリンガル対応 | グローバル投資家・外資ファーム向けの実績 |
| プロダクト | interview / lite / now などSaaS型も展開 | Calls / Surveys / Eventsなど多彩なメニュー |
| 価格帯 | 日系企業にも導入しやすい価格帯~中価格帯 | 高価格帯の案件が多いイメージ |
営業としてGLGと比較する際は、以下のようなトークが考えられます。
- 「日本企業の業務プロセスや社内稟議に合わせた提案ができます」
- 「国内・アジアの案件であれば、スピードと質のバランスで優位です」
- 「SaaS型プロダクトも組み合わせて、長期的な“知見インフラ”を構築できます」
国内プレイヤー・他情報プラットフォームとの比較
日本国内でも、エキスパートネットワークに近いモデルのサービスが少しずつ増えています。HR Techガイド+1
ただし、
- 「エキスパートネットワーク専業か」
- 「採用・転職文脈が中心か」
- 「SaaSツール寄りか」
など、ポジショニングは様々です。
ビザスクは、
- エキスパートネットワーク
- SaaS型の問合せ・Q&Aプラットフォーム
- プロジェクト型支援
を統合した総合知見プラットフォームとして位置づけられています。Yahoo!ファイナンス+1
営業現場で使える競合排除トーク
営業現場でよくある比較軸は、以下のようなものです。
- エキスパートの数・質・国籍のバランス
- マッチングスピード
- コンプライアンス・情報管理体制
- 料金体系のわかりやすさ
ビザスク側のトーク例としては、
- 「国内外の案件を一つの窓口で対応できます」
- 「日本語・英語での対応を社内で完結できるため、プロジェクト進行がスムーズです」
- 「SaaS型プロダクトで、社内での自走利用も可能です」
といった“総合力”を打ち出すのが有効です。
参考URL
GLG 公式サイト:https://glginsights.com/
GLG サービス概要:https://glginsights.com/overview/
エキスパートネットワーク市場レポート(Global Growth Insights):https://www.globalgrowthinsights.com/jp/market-reports/expert-networks-market-102178
業績・KPIから見るビザスクの成長性
次は、「数字から見たビザスクの伸び」を確認します。
決算資料をざっくり読むだけでも、成長性と収益性のバランスが見えてきます。
売上・利益・取扱高の推移
2024年度通期の連結実績は以下の通りです。Yahoo!ファイナンス
- 取扱高:143億円(期初予想比99%)
- 営業収益:97億円(期初予想比101%)
- 調整後EBITDA:10億円(期初予想比241%)
- 営業利益:12億円(利益目標比205%)
2025年度の業績予想では、
- 取扱高:157億円(前期比+9.6%)
を掲げており、1桁台後半〜2桁弱の成長率と、黒字を両立させていく方針が示されています。Yahoo!ファイナンス
また、2024年度第3四半期時点での累計取扱高は107億円(前年同期比+9.5%)、営業収益73億円(同+9.3%)と、計画に沿った成長が続いています。大和IR
営業目線で見ると、
- 高成長スタートアップほどの爆発的な伸びではない
- しかし、安定成長と利益創出を両立しているフェーズ
という印象に近いです。
重要KPI:エキスパート数・取扱高・海外比率
ビザスクの強みは、エキスパートネットワークの規模にも表れています。
- 190カ国・60万人超のエキスパートネットワーク日本取引所グループ
- 買収したColemanのネットワークも含め、海外案件への対応力が強化
個人投資家向け説明資料では、
- Colemanののれんを全額減損し、海外事業の見通しを保守的に見積もり直した
- 一方で、取扱高200億円の達成時期は2026年度を想定し、成長目標は維持
と説明されています。SBI証券
ポイントとしては以下です。
- 海外子会社ののれん減損という「痛み」は出した
- それでも中長期の成長目標は据え置き
- 国内事業の伸びは堅調で、プラットフォームとしての土台は強化されている
営業としては、**「短期的なノイズはあっても、中長期では成長を志向している企業」**と捉えるのが現実的です。
参考URL
2024年度通期決算説明資料:https://finance-frontend-pc-dist.west.edge.storage-yahoo.jp/disclosure/20250411/20250411513894.pdf
2024年度第3四半期決算説明資料:https://www.daiwair.co.jp/td_download.cgi?c=4490&i=2914238
2024年4月 個人投資家向け説明資料:https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/seminar/home_seminar_briefing_240417_visasq.pdf
エキスパートネットワーク市場とSaaS市場トレンド
「そもそもエキスパートネットワークって伸びる市場なの?」という疑問にも触れておきます。
エキスパートネットワーク市場の規模は、2023年時点で約28〜33億ドルと推計され、2032年には約108億ドル規模に達する見込みとされています。グローバル成長インサイト+1
年平均成長率はおおよそ10〜16%と、高い成長率が見込まれています。
成長ドライバーとしては、
- 新規事業・DXプロジェクトの増加
- 上場・M&A・投資判断の高度化
- グローバル展開にともなう現地情報ニーズ
- レポートだけではなく「一次情報」へのアクセス需要増加
などが挙げられます。Newscast
SaaS市場全体も、BtoB分野を中心に拡大が続いており、
「サブスクモデルで継続課金」「プラットフォームとしての囲い込み」という構造は、エキスパートネットワークにも浸透しつつあります。Verified Market Reports+1
ビザスクも、エキスパート専用サイトのリリースなどを通じて、マッチング精度と効率の向上を図っています。株式会社ビザスク
参考URL
エキスパートネットワーク市場レポート(Global Growth Insights):https://www.globalgrowthinsights.com/jp/market-reports/expert-networks-market-102178
エキスパートネットワーク市場レポート(Business Research Insights):https://www.businessresearchinsights.com/jp/market-reports/expert-networks-market-109731
エキスパートネットワーク成長関連記事:https://newscast.jp/news/1531589
ビザスクの将来性と中長期の成長シナリオ
ここまでの内容を踏まえ、「ビザスクは今後も伸びるのか?」を整理します。
成長ドライバー:海外展開・プロダクト拡張・大型顧客の開拓
決算資料や個人投資家向け資料では、ビザスクの成長ドライバーとして主に以下が語られています。Yahoo!ファイナンス+1
- 日本発のプラットフォームとして、国内事業会社向けの知見活用を拡大
- Coleman買収を通じた北米・欧州での基盤強化
- プロジェクト型・サーベイ型・SaaS型プロダクトの拡張
- 取扱高300億円に向けた中期的なトップライン成長
個人的な営業目線で見ると、以下が大きなポイントです。
- 国内事業会社の知見活用は、まだ“伸びしろ”が大きい
- 投資判断やM&Aは景気に左右されるが、構造的な需要は継続
- SaaS型プロダクトを組み合わせることで、ストック収益比率がじわじわ上がる可能性
「エキスパートネットワーク×SaaS」という組み合わせ自体は、世界的にもトレンドとして広がっているテーマです。Magical IR+1
リスク要因:競合・単価プレッシャー・人材獲得
一方で、リスク要因もきちんと押さえておきたいところです。
- 海外勢(GLGなど)との競争激化
- 単価プレッシャーや割引要求
- 海外子会社の収益性改善が計画通り進むか
- 優秀なエキスパート・社員の確保競争
特に、Colemanののれん減損は「海外事業の難しさ」を象徴する出来事でもあります。SBI証券+1
ただし、減損後も連結純資産はプラスであり、資金調達が必要な状況ではないと説明されています。
この点は、財務的な健全性を保ちつつ、成長投資を続ける余地があると見ることもできます。
営業として転職を検討する場合は、
- 「成長フェーズならではの変化の大きさ」
- 「海外事業の不確実性」
といったリスクも織り込みつつ、チャレンジングな環境を楽しめるかどうかが判断ポイントになります。
参考URL
2024年度通期決算説明資料:https://finance-frontend-pc-dist.west.edge.storage-yahoo.jp/disclosure/20250411/20250411513894.pdf
個人投資家向け説明資料:https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/seminar/home_seminar_briefing_240417_visasq.pdf
IR情報一覧:https://ccreb-gateway.jp/company-information/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%83%93%E3%82%B6%E3%82%B9%E3%82%AF/?document_code=20&security_code=44900
営業職から見たビザスクで働く魅力と大変さ
最後に、一番気になる「営業として入ったらどうなのか?」の部分です。
商材の売りやすさと営業スタイル
ビザスク営業の特徴をざっくりまとめると、以下のようになります。
- 単価は安くないが、意思決定に直結する価値提案ができる
- 相手は経営企画・新規事業・投資担当など、レベルの高い相手が多い
- 新規開拓と既存深耕の両方が必要
- SaaS的なCS・オンボーディングも重要
商談の流れは、
- 課題ヒアリング(例:新規事業、海外展開、投資判断)
- どんな知見が必要か一緒に設計
- エキスパートアサインのパターンを提案
- 単発案件から、サブスクやプロジェクト型への拡大を提案
というイメージです。
「売りやすさ」という意味では、以下のような特徴があります。
- 「情報が足りない」という課題はほぼ全ての企業が抱えている
- 既存の市場調査レポートでは解決しきれないニーズが多い
- うまくはまると、リピート・紹介で案件が連鎖しやすい
一方で、
- 顧客の課題が抽象的なことが多く、ヒアリングスキルが求められる
- 単発インタビューだけでは「高い」と感じられることもある
- 料金対効果を腹落ちさせるストーリーテリングが重要
といった難しさもあります。
身につくスキル・キャリアパス
ビザスク営業で得られるスキルは、他のSaaS企業と比べてもかなり汎用性が高いです。
- 経営層・事業責任者へのヒアリング力
- 新規事業・投資・M&Aに関する基礎知識
- プロジェクト設計・進行管理
- SaaS的なオンボーディング・CSの考え方
これらは、将来的に以下のようなキャリアにつながりやすいです。
- 他SaaS企業のエンタープライズ営業
- BizDev / アライアンス担当
- コンサルタントやCXO室へのキャリアチェンジ
- プロダクトマネージャーやCS責任者への転身
「知見プラットフォーム」を売りながら、
さまざまな業界・事業モデルへの理解が深まる点は、キャリアの資産としてかなり大きいです。
向いている人・向いていない人
向いている人のイメージは、
- 抽象度の高い課題を、自分で整理して言語化するのが好きな人
- 「なぜこの意思決定が必要なのか」を深掘りするのが好きな人
- さまざまな業界のビジネスモデルを学び続けたい人
- プロジェクト型・コンサル寄りの仕事に興味がある人
反対に、ミスマッチになりやすいのは、
- 決まったプロダクトをマニュアルどおりに売りたい人
- 価格や機能など、わかりやすい軸だけで勝負したい人
- 抽象的な会話や仮説ベースの議論が苦手な人
「とにかくわかりやすい商材がいい」というタイプには向きません。
一方で、「自分自身も成長しながら、企業の意思決定を支えたい」という人には、かなり相性が良い環境です。
参考URL
ビザスク 公式サイト(サービス紹介):https://visasq.co.jp/
ビザスク コーポレートサイト:https://corp.visasq.co.jp/
エキスパート専用サイトリリースのお知らせ:https://corp.visasq.co.jp/archives/19548
まとめ|ビザスクは転職先として“アリ”か?
ここまでの内容を、一度整理します。
- ビザスクは「エキスパートネットワーク×SaaS」という、成長期待の高い領域で事業を展開している
- 190カ国・60万人超のネットワーク、取扱高143億円と、国内では独自のポジションを築いている
- GLGなど外資系との競合はあるが、日本発・アジア発のプレイヤーとして差別化が可能
- 海外子会社ののれん減損などリスク要因もあるが、中期的な取扱高300億円目標は維持している
- 営業としては、抽象度の高い課題を扱い、意思決定に直結する提案ができる環境
- 新規事業・投資・M&Aなど、事業の“中枢”に触れながら、スキルとキャリアの両方を伸ばせる
「ビザスクに転職する価値があるか?」という問いに対しては、
- 知的好奇心が強く、抽象度の高い課題に向き合うのが好き
- SaaS営業だけでなく、プロジェクト型・コンサル寄りの仕事にも興味がある
という人にとっては、十分に“アリ”と言える企業だと思います。
逆に、
- 明確に整ったプロセスとプロダクトだけを売りたい
- 変化やチャレンジよりも、安定を最優先したい
という人にとっては、ややハードな環境になる可能性があります。
この記事をきっかけに、
「ビザスクの年収・評価制度」「他SaaS企業との比較」なども合わせてチェックすると、
より具体的な転職判断ができるはずです。


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